FOMCの利上げ予想を反映した弱気と、前日までの上昇も反映してか、TOPIX、日経、ともに少し多めに下げた。
日経平均 | -0.93% |
ひふみ投信 | -0.78% |
さわかみ | -0.68% |
TOPIX | -0.62% |
ポートフォリオ | -0.61% |
ひふみらいと | -0.18% |
ひふみワールド | -0.12% |
とにかく、連日ポートフォリオが冴えない。辛うじてTOPIXと同程度の下げで済んだが、構成銘柄を確認すれば、数銘柄を除いて、事実上の全面下げだ。
業種別指数を確認すると、景気敏感業種が上昇している。ポートフォリオは、この一角を抑えてはいるのだが、下げを相殺できるほどでは買った。
鉱業 | +2.68 | +1.10 % |
輸送用機器 | +0.50 | +0.01 % |
空運業 | +0.64 | +0.29 % |
倉庫・運輸関連業 | +7.67 | +0.43 % |
銀行業 | +0.80 | +0.55 % |
証券、商品先物取引業 | +0.47 | +0.12 % |
保険業 | +9.96 | +0.99 % |
FOMC
2023年の利上げが示唆された。当初予想の2024年からすれば前倒しなのだが、あくまでも、実施するならば、この辺ではないか?というドットチャートでの匿名予想だ。2023年に利上げが実施されるわけではない。同じことが、小幡績氏のブログでも言及されている。
www.federalreserve.gov
blog.livedoor.jp
youtu.be
エミン・ユルマズ氏の場合、相場が2年以内にクラッシュするので、利上げは起こらない(したくてもできない)、と予想している。
FOMCのあれだけハト派的な発言でも相場はタカ派的に捉えています。どれだけ緩和中毒になっているか分かり易い例です。2年後に利上げできるか疑問です。2年以内に相場がクラッシュしてどうせ引き締めとか夢話になります。
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) June 17, 2021
三国志 Three Kingdoms
gyao.yahoo.co.jp
中国のテレビ・ドラマ『三国志 Three Kingdoms』を見るのが、最近の日課だ。小説で『三国志』を読んでいたころは、各国の攻防、武将の活躍、策略に夢中になるところだが、社会人生活が長くなると、そのような場面よりも君主、武将の振舞いに注意が向く。今回のエピソードは赤壁の戦い直後で、戦闘ではなく、その振舞いを中心に取り上げる回だ。
曹操は、大敗の原因は自分たちの驕りにあった、と反省する一方、失敗を避けることはできないものの、それは成功の糧になる、と敗残将兵を鼓舞する。さらに孫劉同盟が一枚岩ではないことを看破すると同時に、自分たちは大敗したものの、国力はなにも損なってはいないことを示し、再帰を促す。
お手本のような対応だと感じながらも、その失敗の犠牲者からすれば、たまったものではない、とも思うのだ。確かに失敗から何かを学び、それを次回に挑戦に活かせば、いつかゴールにたどり着けるのだろうが、その成功を掴めるのは「生き残り」だけなのだ。失敗の犠牲に退場を迫られれば、幾ら失敗が成功に通じるとはいえ、再挑戦の機会は与えられないのだ。
孫権は、今後の方針を周瑜、魯粛から伺う。周瑜は諸葛亮への対抗心が一層高まり、現実的な展望と、その対応策を欠く。それを、この場で的確に捉えているのは魯粛であり、孫権は驕らず、魯粛の意見を黙って伺い、そして受け容れる。
魯粛の意見は、劉備との共存が避けられない、ということだ。劉備は勢力は小さいとはいえ、彼は朝廷の末裔であり、曹操でさえ、自分と並び立つ英雄だと認めている。そのため、曹操は劉備よりも孫権と対峙する、と読む。曹操から国を守り抜くには、劉備と共存し続けるしかないのだ。
そして劉備は...これが最もドラマ的な部分で、現実的には最も仕様もない部分だ。それは魯粛を欺くのではなく、あるべき結論を導くための段取りであり、その手段が三文芝居だった、というところだ。