機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-
『機動戦士ガンダム』から始まる宇宙世紀シリーズは『~Z』『~ZZ』『~逆襲のシャア』と歴史を追いかけながらも、その間を縫うようにOVA作品を散りばめていく。
最初のうちは面白がって追いかけていたのだが、これが「ガンダム」である必要があるのか、むしろ「ガンダム」を冠して初めて受け容れられる作品ではないかと、そのうちに白ける感覚が芽生えてきた。
端的には、最早「ガンダム」とはブランドであり、そのブランドを冠したプラモデルをはじめとする物販のための広告的映像作品であることだ。あくまでも映像作品が主、物販が従であったとしても、作品ごとに新しいガンダム、モビルスーツを織り込みながら、歴史と作品間の辻褄合わせに終始するのは、宇宙世紀の深堀ではなく、限られたマーケットのミクロ的開拓にしか感じられなくなったからだ。
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』も広告的映像作品であることに変わりはないが、ゲーム『ギレンの野望』シリーズのようなif展開、あるいは最近の娯楽作品で取り入れられている並行世界やマルチバースの観点から、新鮮な驚きがあった。
とはいえ、同様に白けを感じるのと同時に、やはりマーケットを開拓したいのだ、と言う意思も端々に感じられるのだった。
- 「-Beginning-」の解釈、存在意義
- マーケット展開
- A/Bテスト、商業的成功と、劇場版+シリーズ版の2路線展開、テレビ放映
- 本編の理解にはネタバレ必須→ネタバレ拡散のテコ入れ?
- 気になるところ
- メタ構文変数、qux