『シン・ウルトラマン』は、文句なしに楽しめた作品ではあったのだが、映画『シン・ゴジラ』の鑑賞中に感じた新規性のある驚き、圧倒感のようなものを感じることはなかった。
しかし、その映像表現、提供される情報とその解釈に加えて、過去のウルトラ・シリーズ視聴経験を通じて呼び覚まされた記憶、社会人になって以降の経験を通じた解釈、などなど、様々な事柄が鑑賞中に去来する、これまでにない視聴体験だった。
普段は意識もしない、記憶していることすら忘れているあれこれが、映像をきっかけに一度に呼び覚まされるのだ。まだそんなことを覚えていた、という驚きもあれば、それがさらにフィードバック・ループによって増幅され、自分の中に新しい解釈が構築される。
まとまりはなくとも、書き出さずにはいられなくなってしまった。
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