全体的に下げ続きの相場とはいえ、踏みとどまっている銘柄もあれば、買われている銘柄もある。ポートフォリオの中で構成比率の少ない銘柄で、利益が出ているものを処分するか、いう考えが意識に上る日が増えてきた。
構成比率 | 一部、全部 | positive | neutral | negative |
大 | 全部 | 利益確定:大 | 現金比率上昇 | 手数料 税金 社会保険料 |
大 | 一部 | 利益確定:中 | 現金比率上昇 | 手数料 税金 社会保険料 |
小 | 一部 | 利益確定:小 | 現金比率上昇 | 手数料 税金 |
放っておく | ノー・コスト | 下落リスク |
長期インデックス投資的に考えれば、相場の上げ下げに関わらず、生活に必要な分だけ換金しなさい、ということになるのだが、ポートフォリオ運用でのセオリーが分からない。
日経平均 | -1.28% |
さわかみ | -1.07% |
ポートフォリオ | -0.70% |
TOPIX | -0.66% |
ひふみ | -0.35% |
ひふみワールド | -0.27% |
ひふみらいと | -0.03% |
モメンタム
直近5、10営業日のモメンタムを測ってみた。5営業日ではTOPIXと”さわかみ”が買いサインなのだが、
5営業日
TOPIX | 0.96 |
さわかみ | 0.88 |
日経平均 | -0.38 |
ひふみらいと | -0.19 |
ポートフォリオ | -0.13 |
ひふみ | -0.09 |
ひふみワールド | -0.05 |
10営業日で見ると、特にTOPIXは0ラインを超えることができず、いずれの指数も下降を続けている。弱気相場入りを示すサインだ。
10営業日
TOPIX | -0.17 |
ひふみらいと | -0.51 |
さわかみ | -0.93 |
日経平均 | -2.80 |
ひふみ | -3.33 |
ポートフォリオ | -2.06 |
ひふみワールド | -3.62 |
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年初来前日比変動
ひふみ投信は下げに強いと言われている。相対的に小さく下げ、大きく上げることから、守りながら増やすことを信条としている。実際のところ、今年のパフォーマンスは現時点ではベンチマーク中最下位だ。そのようなパフォーマンスでも、守りに強いと言えるのかを確認するために、年初来の前日比変動について標準偏差を測ってみた。
日経平均 | 1.29% |
さわかみ | 1.09% |
TOPIX | 1.05% |
ひふみワールド | 0.98% |
ひふみ | 0.95% |
ポートフォリオ | 0.89% |
ひふみらいと | 0.09% |
日経平均に比べて0.3、TOPIXに比べて0.1ポイント少ない。その分だけ、
- 安定している
- 変動が少ない
ということだ。言い換えると、日経平均やTIPIXに比べて相対的にリスクが少ない、ともいえる。理想的なのは、相対的にリスクが少なく、リターンが多いことなのだが、今年の”ひふみ”は、それが実現できていない。
リスク、リターン比で見たとき、日経平均と比べれば若干上回っているのだが、TOPIXと比較すれば1.4ポイント劣っている。
期待リターン | 102.64 |
対TOPIX | 104.00 |
対日経平均 | 101.71 |
確かに今日も、”ひふみ”の下げは相対的に弱かったのだが、5月14日の「ひふみアカデミー」で報告していた。主要構成銘柄にグロースが多く含まれていることを考えれば、本当はもっと下げても良いところを踏みとどまっている、と解釈することもできるのだが、無理に下げ相場に付き合わなく手も、従来のバリュー路線でも良いのではないか、とも見える。
20210514 - Technically Impossible