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Technically Impossible

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Xperia Tablet Z (SGP312) WiFiモデルにLollipopを適用する - Lollipop適用編(2015年版)


2018年9月25日追記

最新バージョンのFlashtoolを利用した適用方法を、Lollipop適用編の2018年版として投稿しました。
作業手順は下記エントリーと同様ですが、ツールの操作が若干異なります。2018年版は基本的にクリック操作のみなので、わかりやすいと思います。ぜひご一読ください。
impsbl.hatenablog.jp

本文

海外ではXperia Tablet ZにLollipopが配布されていますが、日本では配布されていません。タブレットスマートフォンとは異なり、あまりパフォーマンス・ダウンを体感することもなく、買い替えの必要性を感じることが少ないです。新しいOSを導入するかはユーザー次第ですが、可能な限り長く使い続けたいものです。

Xperia Tablet Z (SGP312)、WiFiモデルをLollipop化するにあたって、

  1. boot loaderのアンロック対象機種の確認
  2. boot loaderのアンロック
  3. Lollipopの適用

の手順を紹介します。ここでは3を取り上げます。

対象機:Xperia Tablet Z (SGP312)、WiFiモデル
対象環境:Windows 7

Lollipopの適用には次の2つのツールを利用します。それぞれのツールをダウンロードしておきます。

forum.xda-developers.com
http://www.flashtool.net/downloads.phpwww.flashtool.net

XperiFirmを起動して目的の機種に適用可能なファームウェアをダウンロードします。私は比較的新しいファームウェアで北米版、US/CA/PRを選択しています。画面右上の10.6.A.0.4.5.4/R7Eを選択するとダウンロード画面に遷移します。ファームウェアをダウンロードします。

ダウンロードしたフォルダに含まれるfwinfo.xmlに記載されている次の項目の値をメモしたら、該当ファイルは削除します。

<network>GLOBAL-WIFI32G</network>
<swVer>10.6.A.0.454</swVer>

ここまで完了したらXperiFirmは終了し、FlashToolを起動します。ダウンロードしたファイルをもとに、タブレット適用のためのファイルを生成します。FlashToolのファイルメニューから

Tools > Bundles > Create

と辿ります。表示された画面で次のように入力します。

  • Select source folder: XperiFirmでファームウェアをダウンロードしたフォルダのパス
  • Device: Device欄をダブルクリックし、該当機種を選択する。
  • Branding: 上記networkの値
  • Version: 上記swVerの値

folder listに表示されている全項目をFirmware contentへ移動します。画面はこのような状態になっているはずです。

ここまで実施したらCreateボタンを押下します。次のフォルダへftfファイルが生成されます。

C:\Users\[ユーザー名]\.flashTool\firmwares

ここまで実施したらFlashToolのFlashボタンを押下します。

続いて表示される画面ではFlashmodeを選択します。さらに続いて表示される画面で作成したftfファイルを選択したら、

Flashボタンを押下します。

次の3項目を確認したら、

  1. タブレットのDeveloper optionsにて、USB debuggingにチェックが入っていること
  2. タブレットの電源がoffになっていること
  3. PCにタブレット接続用のUSBケーブルが接続されていること

この状態でタブレットのボリュームボタン、下側を押しながらUSBケーブルを接続します。Lollipopの適用がはじまります。

これが成功すればXperia Tablet ZにLollipopが適用されます。最後に記念撮影。Android versionが5.0.2。Lollipopが適用されました。