東証一部売買代金は2兆円超と、それほど多くはないのだが、何となく相場に安心感が出てきているような気がする。TOPIX、日経平均の動きにマイルドさを感じる。
安心感の一つは、循環物色の動きを感じるからだ。日々の上下動は、特定銘柄に対しての見切り売りではなく、銘柄入れ替えに伴う売買によって生じているように感じる。ある日のポートフォリオは下げても、数日後には上昇している。これがベンチマーク間で互い違いに起きている。
このようなときは日々の値動きと一緒にモメンタムを観察するのが良さそうだ。
前日比 | モメンタム 5営業日 |
モメンタム 10営業日 |
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ひふみワールド | -0.02% | 1.02 | 3.77 |
TOPIX | +0.09% | 2.02 | 2.39 |
さわかみ | -0.47% | 1.14 | 1.98 |
ひふみ投信 | +0.41% | 1.49 | 1.65 |
日経平均 | -0.19% | 0.54 | 1.49 |
ポートフォリオ | -0.08% | 1.40 | 1.48 |
ひふみらいと | -0.01% | 0.16 | 0.42 |
ひふみワールドがダントツで強い。これは端的に、世界株に対する日本株の相対的な弱さを表している。10営業日モメンタムはダントツではあるものの、5営業日モメンタムは相対的に弱い。これは日本株が強さを取り戻してきていることを表している。
その根拠がTOPIXのモメンタムに表れている。TOPIXは5営業日、10営業日共にモメンタムが安定している。さわかみはTOPIXに追いかけていこうとしているのが分かる。
数か月前の”ひふみ”アカデミーで、グリンチについて語られた。何とか損失を抑えながら、相場に追従していく方針だというのだが、それを実践しているのは”ひふみ”ではなく、”さわかみ”だ。
VAIO再訪
中古のVAIO S13を入手した。第6世代Intel Coreと、それなりの旧式モデルではあるのだが、16GB RAM搭載しており、スペックは十分だった。再生PCとして、MAR (Microsoft Authorized Refuebisher)プログラムのWindows 10 Proライセンスが付属している。
液晶解像度がFHDで、キーボードも日本語配列なのが気に障るところだが、本来のOSライセンス価格未満でマシンごと手に入るのだから、本当に掘り出し物だった。
セットアップしている間、色々とアイデアを考察しているうちに、意外と知らないことがあることを思い知らされた。
- 本来Windows 7モデルだったPCのBIOSは、UEFIでは起動しない。→Legacyにする。
- Windows 10の外部ストレージ起動はサポート外。→クローンしたら内蔵へ交換する。
- Samsung Magician、Data Migrationのようなツールは、OEMではサポート外。
- EaseUS Todo Backup*1が無料でクローン機能を提供していた。→現在、クローン機能は有料。
などなど
本来はWindows 7搭載モデルとして販売されていたPCのようだ。BIOS設定をUEFIに変更すると、起動しなかった。Windows 7時代のPCは、BIOSをLegacy設定にしないと起動しないものがある、ということを初めて知った。
また、BIOSやファームウェア更新がWindowsからのインストールを前提としている事に気付いた。CPUと内蔵GPU、Wi-Fiモジュールなど、純Intel構成なので、Clear Linuxを導入しようかと思っていたが、起動可能な形態でWindows環境を保持しておく必要性を感じた。
回復ドライブ用にUSBメモリ、Clear Linux用に交換用のストレージを調達する必要がある。
EaseUSの代わりになりそうなフリーウェアを紹介している記事を見つけた。
www.pcmag.com
Windows UpdateでWindows 10 21H2まで更新したところ、使い心地の良さと、ボディの軽量さに感心している。
以前、所有していたVAIOを手放したのが2017年6月。他社製品に比べて相対的に高額であることと、英語キーボードと液晶解像度のオーダーメイドでさらに高額になることから、他社製品に乗り換えたが、製品自体は間違いなく、良いのだ。