Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

ブックオフが高額買取してくれたCD、DVD

これまで死蔵していたCD、DVDを処分するため、ブックオフへ宅配買取を依頼した。まさに死蔵と言うにふさわしく、特にDVD-BOXなど開封すらしていないものもあった。
気に入った作品を「所有」していたい。そんな思いが積もった結果としての物欲に駆られて購入したのだろう。なにかにつけ無駄と知りながらも、取っておけるものであれば、ずっと手元に置いておきたいものなのだが。

特にCDは、DVDに比べて心残りが多かった。本格的にCDを買いそろえ始めたのは大学生になってからだった。特に90年代テクノ、チル・アウトと呼ばれるアンビエント系の作品であったり、サブライムやトランソニックなど、日本のテクノ・レーベルの作品たちには、通好みなタイトルが多い。当時の感覚、思い出から強い愛着が生じているのだろう。

そのような作品たちが二束三文で買い取られるのだろうと想像していたのだが、予想に反して高値買取されているタイトルが含まれていた。

THEビッグオー INTERNATIONAL-BOX

THE ビッグオー INTERNATIONAL-BOX [DVD]

THE ビッグオー INTERNATIONAL-BOX [DVD]

日本のアニメーションがジャパニメーションと呼ばれ出した頃、1999年の作品。日本よりも米国で好評を博し、特にセカンド・シーズン13話の日本での視聴機会は限られていた。このDVD-BOXには1、2シーズンの全26話が収録されている。
クラシックSFに影響を受けた世界観で、執事付きの富裕な金持ちがロボットに搭乗して活躍するのだが、決して子供向けの内容ではない。テーマは記憶と再生であることに加え、ストーリーは難解どころか謎解きが完全に解決せずに結末を迎えてしまう。

ナムコ・ビデオ・ゲーム・ミュージック

たのみこむ」での再販企画が奏功してCDが再版されたのだと記憶している。
一番最初に買ったレコード(CDではなくレコード)がこの作品だった。ゼビウス港湾施設を人の顔に見立て、サラリーマン風に仕立てた白地のジャケットはオブジェ的で印象に残っている。
ナムコのアーケード・ゲーム機のゲーム音のみで構成された、細野晴臣プロデュースの作品。映画のサントラのごとく、今ではゲーム作品のサントラもリリースされるのが一般的だが、そんなゲーム・ミュージックをアルバムとしてリリースした初めての作品だ。

ざくろの色

ざくろの色 [DVD]

ざくろの色 [DVD]

まさか、この作品が買取されるとは思わなかった。
90年代、よみうりテレビは「CINEMAだいすき!」という企画で映画を深夜放送するときがあった。商業主義の民放放送では決して放送されることのないだろう作品がテレビ放送される、異例の企画だった。特に90年代の企画では、デレク・ジャーマンの『BLUE』や『WAX 蜜蜂テレビの発見』など、芸術色が強いばかりではなく、VHSなどのテープを購入するなど、視聴機会の限られた作品ばかりだった。『ざくろの色』も、そのシリーズで放送された一作だったのだが、その放送を私は見逃してしまったのだった。
旧ソ連の映画監督、アレクセイ・パラジャーノフの作品。映像と色彩が幻想的で、ストーリーはあってないようなもの。「目を開けてみる夢」と表現される映画作品。

花様年華in the mood for love」オリジナル・サウンド・トラック

花様年華in the mood for love ― オリジナル・サウンドトラック

花様年華in the mood for love ― オリジナル・サウンドトラック

サントラには2種類あると思う。音楽だけでも切り出して楽しめるもの。音楽を聴くとシーンや雰囲気が再現され、映画とは違った体験ができるもの。このサントラは両特性を兼ね備えているのだが、どちらかと言えば後者寄りだ。
60年代のモダンな香港、その世界観にマッチしたジャズ・バラード、京劇、中華歌謡、そして夢二のテーマ。特に劇中にラジオから流れる中華歌謡「花様的年華」が印象的だ。これが流れるシーンだけは、他と色調、構成が異なっている。壁を挟んだ別室に住む登場人物二人が、壁を挟んで背中合わせに座り、互いの今後に思いを募らせている。カメラは壁を挟んで両者を行ったり来たりする。

ついのすみか

ついのすみか

ついのすみか

幻の名盤と言われている作品が、ソニーのオーダーメイドファクトリーによって2016年に再版された。
やはり90年代、よみうりテレビで深夜放送されていた「怒涛のくるくるシアター」というお笑い番組のエンディング・テーマに採用されていた曲、「雲南の風」が収録されている。これが私の目当てだったのだが、それ以外にも名曲が揃っている。
収録曲はアジアの民謡を若干ポップ寄りにアレンジしている。いずれも穏やかだったり軽やかだったり、しかしながら曲の多くには死を連想させるものが多い。
再版記念ライブの模様がTouTubeにアップロードされている。
www.youtube.com

YMO

ライヴ・アット武道館 1980

ライヴ・アット武道館 1980

YMOのCDは他にも含まれていたのだが、その他全ては二束三文の値付けだ。
どちらのアルバムもライブ盤、前者はロンドン、パリ、ニューヨークでのワールド・ツアー・ライブを、後者はタイトル通り1980年の武道館ライブを収録している。

ハートカクテル

ハートカクテル?モーニング・セレクション

ハートカクテル?モーニング・セレクション

ハートカクテルVol.4

ハートカクテルVol.4

ハートカクテルアゲイン/サウンドトラック 20周年記念

ハートカクテルアゲイン/サウンドトラック 20周年記念

わたせせいぞう原作の「ハートカクテル」シリーズは、エピソードが静止画アニメでレーザーディスク化され、1エピソードがミニ番組枠でテレビ放送もされた。
各エピソードで流れるBGMは松岡直也島健三枝成彰といった作曲家が提供している。松岡直也が手掛けるものであれば、そのサントラはフュージョン三枝成彰のものであればピアノ曲、やクラシック調のアレンジなど、「ハートカクテル」という作品を離れて楽しめる内容だった。
ハートカクテルのサントラCDは、amazonでMP3提供されているものもあるのだが、高値がついているCDもある。
www.amazon.co.jp