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Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

要件を満たさないPCへのWindows 11インストール、その公式の方法

要件を満たすPCであれば、Windows 11はWindows Updateを通じて提供されるので、基本的にはインストールのことを考える必要はない。任意のタイミングで、Windows Updateの指示に従って導入すればよい。
そうではない場合、特に要件を満たさないPCの場合には、ユーザーの判断が必要だ。レジストリ・キーの編集だとか、DLLファイルの編集だとか、諸々の方法が様々なメディアを通じて紹介されるのだが、なぜか公式の方法が紹介されることがない。Microsoftは公式に、要件を満たさないPCへWindows 11をインストールする方法を紹介している。

Windows 11 22H2のリリースに伴い、Windows 10が動作している複数台のPCを更改することにした。今回の三連休で対応した。そこにはSurface Pro 4の含まれていた。もちろん、この投稿で紹介する方法で更新した。

インストール前の用心

Windows 11 22H2は、現時点ではリリース直後であり、まだ深刻な問題を抱えているリスクがる。確認されている障害は、次のページで公開されている。本当にインストールを進めるかの判断材料になる。

learn.microsoft.com

要件を満たさないPCへの対応 - レジストリ編集

Windows 11は、その要件を満たさないPCにもインストール可能だ。そして、Microsoftはその対応法を、次のページで公開している。

support.microsoft.com

具体的には、「Other ways to install Windows 11 (not recommended) 」という項目の、「Warning:」に記載されている指示に従ってレジストリを編集すればよい。それは、次のように作業だ。

  1. Registry Editorを起動する。
  2. 次のパスを参照する。
Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\MoSetup
  1. 新しいキーを追加する。
    1. 「DWORD (32-bit) Value」を選択する。
    2. キーの名前「AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU」
  2. キーに値「1」を登録する。

Windows 11のインストール

要件を満たす、満たさないに関わらず、インストール方法は共通だ。次のページで公開されている3つの手段のいずれかで対応することになる。

www.microsoft.com

それぞれの対応について、どのようなときに適用するのかの典型例に触れておくと、

  • Windows 11 インストール アシスタント
    • 一番簡単な方法
    • インストール・プロセス中のダウンロードを省略したい場合
  • Windows 11 のインストール メディアを作成する
    • USBメモリやDVDなど、インストール先のPC以外の領域からインストールしたい場合
  • Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする
    • ISOをマウントして、直接アップデート・インストールしたい場合

Windows 11 のインストール メディアを作成する」を選択する場合でも、一度「Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする」の手順を経ることもある。その場合の作業については、次の投稿で触れている。必要な人は参照してほしい。

impsbl.hatenablog.jp

また上記ページで触れている様に、Surface Pro 4のように、アップデート・インストールが前提となる環境では、デバイスの空き容量次第という事情もあるだろう。

空き容量 方法
少ない Windows 11 のインストール メディアを作成する
多い Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする

ちなみにType Cover Portの死んでいるSurface Proならば、USBメモリを用いたアップデート・インストールがおすすめだ。インストール・プロセス中の再起動後から、Bluetoothキーボードが機能するので、ドライバが不十分なインストール中の操作に困ることはない。

余談:Windows 11の使用感について

Windows 11を次のような環境で使用している。まだメインPCには導入していない。

  1. Windowsタブレット
  2. 2-in-1 (Surface Pro 4)
  3. ノートPC

このような形態を使い比べて感じるのは、Windows 11は低解像度のタブレット向きな印象だ。それはマウスやタッチパッドの様なポインティング・デバイス操作の手間を無視した設計思想を感じるからだ。この印象は22H2になっても変わっていない。
Windows 10までのスタート・メニューを前提にすると、ポインティング・デバイスを操作してカーソルを所定位置まで動かす。Windows 11では、この操作を画面外で行われていることを想定している、あるいは優先しているように感じるのだ。つまりタブレット端末を操作するように、画面外から所定の位置を、指で直接触れるのだ。
Windowsタブレットでも、Surface Proのペン操作でも、テンポよく操作することができる一方、これがキーボード+ポインティング・デバイスとなると、Windows 10以上の一手間を感じさせることになる。

無用に多数のアプリケーションを一覧することで、かえってスタート・メニューの一覧性が損なわれてしまった。そのためアプリケーションを迅速に呼び出そうと思えば、検索機能を用いてタイプするのが迅速だったりすることも有るのだ。まるでGNOMEのようなLinuxデスクトップや、ターミナルを操作している感覚だ。

この点において、Suraface Pro 4にWindows 11をインストールしたのは正解だった、と思うところなのだが、同時にノートPCへのインストールは勿体ないことをしてしまった、という後悔も感じるのだった。