スナック菓子が食べたくなる→おそらく油脂不足
焼き菓子が食べたくなる→おそらく糖質不足
なぜか後者の欲求は、菓子パンでは鎮まらない。
さよならジュピター
小説を読み始めたものの、なかなかページが進まない。500ページ足らずの作品だが、数日間の読書で、やっと100ページを過ぎたところだ。ストーリーのテンポが悪すぎるだけでなく、無用なディテールに凝りすぎだ。特にセックス描写だ。
思うに、無重力セックスは、作者お気に入りのアイデアだったのではないだろうか。宇宙ステーション内に、わざわざ、それ専用の施設が設けられている。そして行為中の描写と並行して、太陽系の最果て、彗星の巣(オールトの雲)の探査に向かう長距離高速宇宙船の発進シーケンスが描写される。そして、これが第1章の締めくくりでもある。
この二つの描写が互い違いに繰り返されるのは、何らかの表現上の意図があってのことなのだろうが、印象的だったのは、そのうざさであり、読書を続ける上でのかったるさだった。
ちなみにセックスに関連する描写は第2章、第3章にもある。さっさとストーリーを進めろと、いい加減、うんざりさせられる。