理想的な5月の天候、
快晴と、やや乾いた空気、風
瑞々しさと透明感のある、透けるような明るさ
そういうのは昨日でおしまいのようだ。
アクセス確認
先週、1週間のアクセス分析。シンガポールからの不審アクセス数が約3200、そのうち1023がルートURLを参照している。1週間で1023だから、1日当たり146、毎時6アクセスしていることになる。
10分ごとにポーリングしているのは既知のことだが、こうして読みもしないブログが日夜監視され続けていることを再確認すると、思わず「バカか」と口に出さずとも、心の中でつぶやいてしまう。
AI
グーグル共同創業者に聞く--往年の「Google Glass」、最新の「Gemini」
生成AIの活用について、次の2つのことに触れている。
Project Astraのデモ動画で描かれていたような用途には、スマートフォンよりも「ウェアラブルな何か」の方が「ハードウェアとしては理想的」だとした。
ウェアラブル・デバイスで生成AIの組み合わせは、NOTHINGがすでに市場投入している。もし生成AIに視覚を与えるならば、スマートフォン搭載のカメラを利用することになるが、ウェアラブル・デバイスで完結させるならば、イヤホンよりもメガネの方が利便性が高い。
www.itmedia.co.jp
現時点では、コーディングがAIの「ナンバーワン」の用途だとBrin氏は言う。
生成AIに成果物を出力させたとしても、都度、精査する必要がある。それならば、直接成果物を出力させるのではなく、成果物を出力するコードを求めるのが最適なのかもしれない。成果物の正しさではなく、それを出力するプロセスを検証できる。
F#
関数プログラミング言語「F#」
Amazonでは酷評されているのだが、内容に全く問題はない。むしろ教科書的で好ましい。
F#はOCamlの方言であり、OCamlはML (Meta Language)の影響を受けている。このようなレベルの話題から、関数型プログラミング言語の出発点として、MLの説明に1章を割いている。
該当の章は数学的に高度なため、読み飛ばしても構わない旨に言及されているのだが、関数プログラミングの理論的基礎となるラムダ計算とコンビネータ理論について、数式とともに説明しているところなど、本書独自のアプローチがある。
2010年の出版だが、言語的な仕様変更など、今どきの流儀などはユーザーが独自で補完する必要があるとはいえ、公式サイトを参照するだけでなく、IDE、インタープリタ、コンパイラのようなツールが文法、構文についてサポートしてくれるので、内容の古さは全く問題がない。
むしろ、先に言及した理論的基礎の説明など、他の書籍では扱っていない話題を、きちんと説明してくれるところに、この書籍の価値があると感じた。
無用に冗長なコードもなく、総ページ数も200足らずで、非常に読みやすい。