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Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

PMP資格の維持

PDUについての投稿をしてから*1、状況は大きく変化した。資格継続要件(以下CCR)が変化し、PDU対象となる学習機会、それも無料の学習機会が増えた。
10年前は、PDU取得にある程度のコストを要する機会が多かったのだが、現在はほとんど無料となり、結果として資格更新手数料以外のコストがかからなくなった。

加えて、置かれている事情、状況の変化から、必ずしも資格を維持し続ける必要が無くなる場合もあるかもしれない。中には、自分自身のあるべき姿と資格の関係から、失効させるには惜しいと考える場合もあるだろう。

この投稿は、次の話題を取り上げている。

  • PDUのカテゴリ
  • ProjectManagement.comが提供する無料の学習機会
  • Retiree Membership

なお投稿に含まれる情報は鵜呑みにせず、必ずPMI本部の情報を参照、確認してほしい。

www.pmi.org
www.pmi-japan.org

CCR (Continuing Certification Requirements)

まず現在の資格継続要件について触れておく。更新までの3年間に60PDUの確保が求められるのは従前と変わらないが、PDUがカテゴライズされ、それぞれについての最低限の獲得数が定められている。

Giving back 最大25 教える 共有する
貢献する
Education 最低35 教わる

単純に表現すれば、Educationとは自分が教わる立場での学習機会、Giving backとは教える立場での機会、と言える。

Giving backの機会は少々特殊だ。一例として挙げられるのは、次のような学習機会だ。

  • プロジェクトマネジャーとしての業務(最大8PDU)
  • 講演、発表
  • PMI関連のボランティア活動

プロジェクトマネジャー業務自体がGiving backに該当し、最大8PDU申告することができる。つまりPMP保有の現役プロジェクトマネジャーであれば、8PDUはほぼ自動的に獲得できる。
また論文発表やセミナーでの講演、ブログでの情報発信もGiving backに該当する。

Educationの典型例はセミナー受講だ。その対象は知識、スキル、行動様式であり、それらは3分野に分類されている。

Technical プロジェクト、プログラム、ポートフォリオ管理技法
Leadership リーダーシップ
事業目的達成のための分野、領域横断的活動
Strategic 業界知識、専門性
組織のパフォーマンスを向上させる、より良いビジネス成果を得る

例えばTechnicalということであれば、そのセミナーは次のような情報を含むということだ。

  1. プロジェクト、プログラム、ポートフォリオ管理技法に関連する知識、スキル、行動様式
  2. それらについての話題

いずれのカテゴリでも最低8PDUを確保し、合計35PDU以上を獲得しなければならない。60PDUの全てがEducation由来でも構わない。おそらく、60PDUのほとんどをEducation由来のPDUで充足し、資格を更新する場合が多いだろう。

注目しておきたいこと:話題とカテゴリ

PMIで言えばPMXPO、PMI日本支部で言えばPMI日本フォーラムやPMI Japan Festa、月例セミナー*2の各講座で取り上げられている話題と、各カテゴリのPDU配分に注目しておきたい。それは必ずしもプロジェクトマネジメント技法やPMBOKに限定されず、例えばSDGやメンタルヘルス、業界事例など多岐に渡っている。
どのような内容であれば申請対象となり得るのか、どのようにカテゴリ配分されているのか、そのような情報はATP (Authorized Training Partner)やREP (Register Education Provider)以外が提供するセミナー受講をPDU申請する際の参考になる。

無料の学習機会

2020年以降、オンライン受講可能なセミナー、カンファレンスが多数実施されており、それらの中には無料、オンデマンドで受講可能なものがある。特に関心のある話題であれば、積極に捉えたい機会でもある。

ProjectManagement.com

https://www.projectmanagement.com/www.projectmanagement.com
PMIが提供する有償無償コンテンツの多くが、ProjectManagement.comを通じて提供されている。実際のところ、ProjectManagement.comが提供するコンテンツを消化するだけで、更新期間内に問題なく60PDUのほとんどを確保できる。

特に注目したいのが、春、秋に開催されるオンライン・イベントだ。PMI会員であれば無料で受講できる。

  • PMXPO
  • Virtual Experience Series

また、ProjectManagement.comはPMI会員ページと連動しており、コンテンツの受講完了を検知すると、自動的にPDUを申請してくれる。そのため、監査対策の受講証明や資料を確保する必要がないのもメリットだ。
https://www.projectmanagement.com/events/eventArchive.cfmwww.projectmanagement.com

他団体資格の教育機会

PMI同様、資格維持のための教育機会を、他団体も無償提供していることがある。複数資格を保持しているのであれば、このような機会も活用するとよい。
例えば監査、セキュリティ、ガバナンスに関する国際資格団体であるISACAの例だ。ISACA会員であれば、72単位/年のポイント獲得機会が提供されている。non ATP、non REP扱いではあるが、この中の一部にはPDUとして申請可能なものが含まれている。
www.isaca.org

本当に資格継続する必要があるのか?あるいはRetiree Membershipの検討

おそらくほとんどの場合、資格取得、維持のモチベーションと言うのは職業上の必要性、関りによるものだろう。中には自分がどのように見られたいか、どのような存在でありたいか、というidentityと結びついていることもあるかもしれない。

とはいえ置かれている事情、環境によっては、資格が評価されないこともあるし、結果として無為に資格を保持しながら、コストだけ浪費し続けている場合もあるだろう。資格更新の必要性は、一度真剣に考えてみるべき話題だと思う。

ただ失効させるのが惜しい場合、条件を満たすならばRetiree Membershipという選択肢がある。資格維持のための継続条件は変わらないが、更新費用を抑えることができる。
年齢制限がないため、例えば、復職の見込みがなく、失業期間が長期に及ぶものの、復職となればメンバーシップを元に戻して活用する意思がある場合などにも適用できるだろう。関心があれば、PMI本部に問い合わせてみると良いだろう。

I have retired from the project management profession. How do I end my certification?

To apply for retired status, submit a written request to PMI by email Certification.CCR@pmi.org or fax 1-610-239-2257. PMI will send you guidelines about retired status and a form to complete.

Certification FAQs | PMI
www.pmi.org