Web Analytics

Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

TOGAF受験について

f:id:espio999:20180320222407j:plain
これは2008年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。
中途半端ではあるのですが、TOGAF関連の情報は次のwikiにまとめています。
seesaawiki.jp

このエントリーは、その放置しているブログから引き継いだものです。情報は2008年のもので、TOGAF 8の内容に基づいています。wikiはTOGAF 9のものです。wikiと併せてご参照ください。

TOGAF (The Open Group Architecture Framework)とは、The Open Groupが提唱するEnterprise Architecture Frameworkです。

The Open Group公式サイト
The Open Group Japan公式サイト

このTOGAFについて、Open Groupはその実践者についての認定を発行しています。

Getting Started with the TOGAF 9 Certification Program

日本ではこの資格認定について、ほとんど情報がありません。そもそも、TOGAF自体の知名度が低いですからね。簡単に調べてみました。

日本での資格取得には2通りのコースがあります。一つ目は日本語で研修を受講し、認定試験合格を狙うケース、もう一方は英語の認定試験受験だけでリーズナブルに狙うケースです。まず前者から、

日本語での研修、認定試験はOpen Group Japanが定期的に開催しているトレーニング・コースを受講、修了します。4日間のコースでお値段、30万円(税抜き)。これを安いと見るか、高いと見るかは個人の価値観次第でしょう。ちなみに日本語での受験はここでしか提供されていません。

自習だけで研修は不要、受験は英語でも構わないということであれば、50000円強から66000円足らずでリーズナブルに認定を狙うことができます。

OG0-091 TOGAF Foundation
OG0-092 TOGAF Certified
OG0-093 TOGAF 9 Combined Part 1 and Part 2 Exam

※2018年3月20日現在、試験はピアソン社が提供しています。
認定試験はPROMETRIC社から申し込みすることができます。現在提供されている試験は以下の通り。

The Open Group‐PROMETRIC より

OG0-091を受験してFoundation認定を得てから、OG0-092を受験してCertifiedとなります。もしくはOG0-093を受験して、一度の試験合格で直接Certifiedを目指します。

高額な受講料で確実に資格認定を狙うか、不合格のリスクを承知でリーズナブルな受験料で試験に臨むか、究極の選択ぽいですが、会社が支援してくれるラッキーな方々はトレーニング・コースを、そうではない方々は自費で受験を、というのが順当なところでしょうか。

ちなみに英語のテストとはいえ、そこはCBT。IT関連の資格試験ではおなじみの選択式問題です。以下はTOGAF 8 Certificationの練習問題です。意外となんとかなるかもしれません。

TOGAF Demonstration Examination

認定までの経緯からその料金までが大きく異なるにもかかわらず、この2通りの認定パスは本当に同じ扱いなのかと疑念を抱きそうになりますが、どちらも同じく認定されます。コースを修了しても、試験だけに合格しても同じPractitionerとして、

TOGAF Certified Practitioners Register

に掲載されます。

TOGAF学習にあたっての参考書はThe Open GroupのサイトからPDFをダウンロードします。

TOGAF® Version 9.1 (90-Day Evaluation License)

700ページ弱、容量にして11MB超のPDFファイルです。より簡潔にまとめられたStudy Guideも提供されているのですが有料です。練習用の問題集も有料なのですが、Study Guideには問題集が含まれています。

Study Materials

長文とはいえ、大量のインプットを体系的に整理しながら読み解くことは、それ自体が学習につながりますので、受け取り方次第ではむしろ王道的な学習ができます。私はWikiを作成しながら原文を読み進めて試験に合格することができました。参考までにWikiへのリンクを掲載しておきます。