絶好の天候。
暑かったものの、過ごしやすかった。
ワグネル戦闘員がベラルーシで大規模再編成の様子-米シンクタンク
8000人規模のワグネル戦闘員が、ベラルーシで再規模再編中なのだという。ルカシェンコ大統領が言及したように、プリゴジンとワグネルのベラルーシ駐屯を認めているが、その費用はワグネル負担としている。ベラルーシはワグネルに駐屯場所を提供しているにすぎず、ベラルーシが匿っているわけでもなく、雇用しているわけでもない。
もしワグネルの乱が詭計だったなら、ウクライナを北から攻める駒として使えるだろう。ロシアがワグネルを使うのではなく、同盟国であるベラルーシに参戦を依頼し、ベラルーシ正規軍の代わりにワグネルを出動させる、という構図にするのではないだろうか。
米有力紙「ウクライナ 領土取り返し年末までに停戦交渉計画」
ウクライナが秋までに領土を取り返す意欲を示しているように、ウクライナは東部、南部に対して優先的に戦力を割り当てる必要がある。ワグネルのような組織をベラルーシに駐屯させれば、たとえ交戦の意図がなくとも、そのプレゼンスを示すだけでウクライナ北側からの侵攻可能性
についての注意をひき続けることができる。
ウクライナからすれば、対空防御に加えて、地上戦に備えた防衛リソースを割り当てることを強いられる。
またプーチンが侵攻当初*1の声明で言及しているように、ロシア、ウクライナ国境のウクライナ側に非武装緩衝地帯を設けることを意図している。
その緩衝地帯に相当する領域にて、カホフカ・ダムを決壊させ*2、ザポリージャ原発にも不安な兆候*3がある。本来であれば、ウクライナ丸ごと支配するのが狙いだったのであろうが、目的を緩衝地帯形成に変更したとすれば、同地域が水浸しになろうが、放射能汚染されようがロシアにとってはお構いなしだろう。
またウクライナとの停戦交渉において、ウクライナはクリミア侵攻前の領土からのロシア撤退を譲る気はないだろう。その要求を少しでも切り崩したいロシアとしては、交渉カードとして利用可能な事柄を用意しておく必要がある。もし緩衝地帯形成を念頭に置けば、次の2点は有効なカードとして機能しそうだ。
仮にロシアが完全に撤退するとしても、置き土産としてザポリージャ原発を壊し、周辺を放射能汚染してから撤退することで、交渉に完全譲歩したとしても緩衝地帯を残すことができる。
ザポリージャ原発を無傷で残したまま撤退するならば、周辺を緩衝地帯にしろ、という交換条件だ。
ワグネルのベラルーシ駐屯にしても、駐屯を解く代わりに何らかの交換条件を要求する材料にできる。