ウクライナ危機
チェルノーゼム | 黒土 |
ラスプーチツァ |
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地上部隊を展開するには、足場がしっかりしていなければならない。春と秋、ウクライナの黒土地帯は泥と化する。ラスプーチツァと呼ばれている。この時期の侵攻はないだろう、と言うことが昨年11月から指摘されていた。
“In this season you have what we call Rasputitsa, which is mud,” said Pavel Felgenhauer, a Moscow-based military analyst for the Jamestown Foundation. Yet for any attack on eastern Ukraine, he said, Russian generals would want to move fast to outflank the main Ukrainian force around the conflict-ridden Donetsk and Lugansk regions, before its soldiers have time to dig in.
“We have to be able to move our tanks and other vehicles off the roads to do that, which in the black earth region down there would be impossible right now. Once the frosts come you can move in any direction you want,” Felgenhauer said.
この点については、CSISのレポートでも指摘されている。
Weather: An invasion that begins in January or February would have the advantage of frozen ground to support the cross-country movement of a large mechanized force.
Should fighting continue into March, mechanized forces would have to deal with the infamous Rasputitsa, or thaw. In October, Rasputitsa turns firm ground into mud. In March, the frozen steppes thaw, and the land again becomes at best a bog, and at worst a sea of mud.
中国は冬季オリンピック開催中の侵攻を望まないし、一帯一路の要地であるウクライナの権益を維持する必要がある。
ロシアはNATOとの緩衝地帯を欲している以前に、ウクライナはロシアの領土だという前提がある。
アメリカ、特にバイデン大統領は中間選挙のポイントを稼ぐ必要がある。
いずれの利益も実現する場合、
アメリカ | ウクライナ侵攻を止める 止めるには、ロシアに侵攻してもらわなければならない |
ロシア | ウクライナ侵攻する ある程度のところで止める |
中国 | ウクライナ権益を維持する |
オリンピック停戦の前提では、オリンピック閉会後に侵攻できる。侵攻はアスプーチツァ到来までに終えなければならないため、侵攻期間は2月21日から3月中旬くらいまで、と言うことになる。
3月中旬までを制限時間として、アメリカは侵攻を見守るのだが、ある時点で制止させる。こうすることで、プーチンとバイデンはポイントを稼ぐことができる。
中国はウクライナとの互恵関係、権益が維持できさえすればよい。侵攻反対の立場で制止に少しでも加担することができれば、習近平にとってはボーナス点となる。