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Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

20210506

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何も期待していなかったところに、部屋のアップグレード、朝食付が付帯されると、ありがたい気持ちよりも恐縮する思いが勝ってしまう。使う当てのない高級品を好意的に宛がわれたようなもので、持て余してしまうのだ。

分不相応とまでは思わないものの、無用な贅沢、あぶく銭的なボーナスとして、ありがたく受け取っておけばよいのだが、その部屋の価格を知っているものだから、余計に申し訳ないような気持になる。

とはいえ自分自身の気持ちとは無関係に、実際のところ、それはクレジットカードの会費として支払い続けているコストの一部でもあるのだ。厳密にいえば、それは必ず適用されることが保証されているものではないのだが、特典の一部なのだ。
そして、もう一つ付け加えるならば、新型コロナ感染流行によってもたらされた状況だ。私にとって使う当てがないのと同様、ホテルにとっても使う当てがないのだ。


ホテルはガラ空きだと、入館時にホテルの案内人が話していた。ゴールデンウィークは関係なさそうだ。
レストランなど、ある一定の時間帯に人が集まりやすいところだけを見れば、オフ・シーズン程度には宿泊客が滞在しているように見えるのだが、実際にはオフ・シーズン未満の人出だ。カップル、親子連れなど、数えられる程度の宿泊客を見かける程度で、フロントからジムのカウンター、土産物を扱っているお店まで、基本的にスタッフしかいない。

AMEXは誕生日にプレゼントとして、ノベルティ・グッズを送ってくる。今年のプレゼントは、5000円分のトラベル・クーポンだった。トラベル・オンラインで1万円以上の支払い時に適用できるクーポンだ。AMEXはクレジット・カード会社である以前に、旅行会社であり、要はお金を使って欲しいのだ。AMEXですら、これなのだ。

ホテルや飲食店の苦境を見聞きすることはあるが、ただ情報を見聞きするのと、現場を体験するのとでは、まったく印象が異なっている。外資系チェーンですらこれなのだから、日本企業、体力の小さい組織は、相当厳しいに違いない。

特に小田原は地産地消の傾向が強い地域だ。漁師、農家は食材を飲食店、ホテルへ卸す。ホテル、飲食店で働く人たちがおり、そこに出かける人たちがいる。そのエコ・システムから出かける人たちが縮小、あるいは事実上、除外されてしまえば、その縮小傾向は順番に漁師、農家にまで影響する。最終的には地産地消の仕組みが崩壊してしまいかねない。
このようなレジュメを配って近隣のお店を紹介するのは、きっと新型コロナ感染前は、地元を盛り上げる共助の意味合いだったのだと思う。今やそれは、助け合い以上に、生き残りのための施策という意味合いが強いはずだ。
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