Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

タクティクスオウガ 運命の輪

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1995年のスーパーファミコン版のリリース以来、Playstation版の移植版も含め「タクティクスオウガ」はかなり長い間遊んでいるゲームだ。2010年のPSP版リメイク「~運命の輪」以降は、もっぱらPSP版で遊んでいた。

PSP版のダウンロード・コンテンツとして提供されている追加シナリオ、「真の騎士」を何年も前にクリアし、ランスロットを救出したところで中断していた。PSP版はシナリオの進捗状況に応じて、敵のレベルが調整される仕組みが実装されている。この状況で敵レベルとの乖離が大きくなり、「真の騎士」から続く「十二人の勇者」のクリアが難しくなってしまった。
クリア後に加入するランスロットはレベル1からのスタートだった。本編シナリオの別ルートを地道に遊びながら、レベル上げ作業をしながら、いつしか手を出さなくなってしまっていた。

目的と対象を絞ってレベル上げを行い、ある程度シナリオを進めたところで、「真の騎士」に再挑戦し、昨晩やっと「十二人の勇者」にたどり着いた。
「真の騎士」再挑戦時点での自陣営レベルは22~27、そのうち主力メンバーは24~27。一方敵陣営のレベルは30~33だった。最初の難関は「真の騎士」でのランスロット(レベル24)、バルバス(レベル30)の一騎打ちだった。ここに「タクティクス」の余地はない。
バルバスの一撃がランスロットに致命的なダメージを与えるに十分なレベルの乖離なのだが、その一撃により溜まったTPによる必殺技がラッキー・パンチとなって、辛勝することができた。
一方、シナリオ「十二人の勇者」はレベル差を埋める戦術の余地が十分にあるステージだった。

前提

最終ステージは主人公、カチュア、ヴァイスの3人だけで出撃し、最後に暗黒ランスロットを打倒することによって、その武装をボーナス・アイテムとして得られることになっている。
自陣営が高レベルに達している前提で、各コマンドも各人の武装をボーナス・アイテムとしてドロップすることになっているのだが、今回は攻略のみでボーナス・アイテムは狙わない。
masterwiki.net

編成

後述する別動隊を除き、メンバーは基本的に防御中心の態勢を整える。特にスキルと装備は防御力、回避率向上に寄与するものを中心に装備する。

  • 物理防御力UP
  • 魔法防御力UP
  • 近接攻撃回避率UP
  • 遠距離攻撃回避率UP
  • 魔法回避率UP

レベル差の乖離が明白なので、こちらから近接攻撃を仕掛けることはせず、相手から攻撃された際のカウンター、後衛の攻撃魔法、特にチャームによる同士討ち、オーブによるアイテム攻撃を主軸にする。受け身の態勢なので、防具は可能な限りベストなものを装備する。
オーブは非常用だ。デネブ加入のために購入した9種類、合計45個のオーブで十分足りる。

タクティクス

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「十二人の勇者」最終ステージの布陣だ。敵は赤矢印のルートで進攻する。自陣営の主力は青緑の領域に布陣し、集まってきた敵を防戦する。
同時に主人公(忍者)、フライングブーツを装備したアロセールカノープスの身軽な別動隊が、緑の実線ルートで敵の小部隊を迎撃した後、点線ルートで敵を挟撃する手筈だった。

思惑が外れたのは、オズ、オズマの部隊が紫ルートで加勢してきたことによって、緑の点線ルートが絶たれてしまった。オズ、オズマよりも雷神の弓が脅威だった。
主力からギルダスを回復役として別動隊に向かわせて、何とか持ちこたえることができたが、ゲーム終盤、カノープスアロセールは戦闘不能に陥り、主人公とギルダスは回復に終始することになってしまった。

主力部隊の攻防は敵陣営の一方的な消耗戦に終始したのが幸いだった。集合してきた敵陣の真っただ中でのチャームによる混乱と、全体魔法による打撃で、敵は回復に終始してくれた。とどめの決定打としてドレインハートが有効に機能してくれたことも大きかった。
しかし、とどめを刺すタイミングと、別動隊の戦闘不能カウントによるせめぎ合いが厳しく、最終的にはオーブを数発用いることになってしまった。結局、勝敗の決め手はこれだった。

反省

結果として別動隊は機能せず、側面からの防衛に終始していれば、より容易に勝利できたかもしれない。
そう考える一方、別動隊がオズ、オズマ部隊を引き付けていてくれたからこそ、主力が無事に活動できたということも考えられる。
余韻が残っているところで再戦したいところなのだが、「十二人の勇者」に再挑戦するには、「真の騎士」を経なければならず、またランスロットとバルバスのレベル乖離が鬼門なのだ。
タクティクスオウガを遊ぶのは、ここを一つの区切りにしておこうかと思う。
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余談

ゲーム再開のきっかけになったのは次のブログだった。タクティクスオウガだけでなく、オウガバトルについて、文学的な考察を紹介している。
www.kikikikikinta3.com

タクティクスオウガ」、「伝説のオウガバトル」を含むオウガバトル・サーガは8つのエピソードで構成されると言われている。「タクティクスオウガ」はエピソード7に当たる。その続きであるエピソード8のプロットが、次のサイトで紹介されている。
kitunemask.hatenadiary.com

伝説のオウガバトル」、「タクティクスオウガ」共に、ゲーム・ミュージックも私のお気に入りだ。特に「タクティクスオウガ」のキャラクターメイク時に流れる「Fortune Teller 2」は、BGMとしてエンドレスで流している。ゲーム中BGMの一つ「Fight it Out!」は気分が大変盛り上がる。特に次のCDがお勧めだ。