これは2006年に以前のブログへ投稿したエントリーを加筆、編集したものです。
興味本意で購入した一冊が、心動かされる一冊だった。OSが動作する仕組みから、GUI Windowのグラフィック描画、マルチ・タスクまでを、ユーザー自身がコードをタイプしながら学ぶ機会など滅多にあるものではなく、さらに分かりやすく解説、説明してくれる人も稀有だ。本書がそれらを肩代わりしてくれる。
「OSって何だろう?」から始まる本書のスタンスは、かなり潔い。
- OSにまつわる専門知識や用語の勉強は、まずは不要。
- 勉強なしで始めよう。
- 言語の勉強もなしで始めよう、それはこの本を通じて学べばよいじゃないか。
使用言語はCとアセンブラだ。OSの仕組みを学びながら、その実装を通じて言語の勉強も兼ねるという野心作だ。
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