Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

30日でできる! OS自作入門

30日でできる! OS自作入門
これは2006年に以前のブログへ投稿したエントリーを加筆、編集したものです。

興味本意で購入した一冊が、心動かされる一冊だった。OSが動作する仕組みから、GUI Windowのグラフィック描画、マルチ・タスクまでを、ユーザー自身がコードをタイプしながら学ぶ機会など滅多にあるものではなく、さらに分かりやすく解説、説明してくれる人も稀有だ。本書がそれらを肩代わりしてくれる。

「OSって何だろう?」から始まる本書のスタンスは、かなり潔い。

  • OSにまつわる専門知識や用語の勉強は、まずは不要。
  • 勉強なしで始めよう。
  • 言語の勉強もなしで始めよう、それはこの本を通じて学べばよいじゃないか。

使用言語はCとアセンブラだ。OSの仕組みを学びながら、その実装を通じて言語の勉強も兼ねるという野心作だ。

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復刻版・大戦略Ⅳ(大戦略4、大戦略IV)


10代の頃、よく遊んだゲームの一つが大戦略シリーズだ。当時のパソコンのスペックでは、ソフトウェアのロジックを高速に処理できず、1マップを攻略するにも数日を要するようなことがあった。大学卒業までにかけて徐々に他の分野へと関心が向き、『大戦略Ⅲ'90』を最後に、遊ぶのを止めてしまった。

『復刻版・大戦略Ⅳ』は、おそらく当時リリースされたものが、そのままWindows版として移植されたものだろう。Windows 98のような32bit環境全盛期にリリースされたゲームだが、64bit環境のWindows 10にインストールしても、何ら問題なく動作している。Windows版なりの特別な仕掛けは実装されていないようだ。ただし、デフォルトのゲームスピードでは高速すぎるのだが。

復刻版・大戦略IV [ダウンロード]

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  • 株式会社システムソフト・ベータ
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台風上陸に伴い、明日は休講日と言うことで遊んでいる。昔ながらの大戦略を遊んでいると、少年時代を思い出すと同時に、年を経た分、当時は考えもしないような手立てを思いつくのだ。自ずと遊び方も当時とは変化する。ゲームの紹介がてら、そんな変化を紹介しようと思う。

  • 特徴
  • コンピュータのアルゴリズムと定石の変化
  • 私の新しい定石
  • これは定石ではない。
  • 余談
  • 参照
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数式なしの主成分分析ーRでの分析から予測までの手順

主成分分析と言うデータ分析手法がある。複数の評価項目のあるデータの全体像をつかむ際に、その評価項目の特性を分析して、より小数の新たな評価項目を見出し、データの全体像をより簡単に把握、可視化しようという試みだ。

例えば、中学生の成績を評価するとしよう。いわゆる5大教科(国、数、英、理、社)に加えて体育、音楽、技術など、それぞれの評価項目から全体から把握するよりも、これらに起因するより簡単な評価項目(評価軸)を見出すことができれば、おぼろげながらも、より簡単な把握が可能になる。例えば、高校入試科目とそれ以外とか、筆記試験を伴う科目と実技試験を伴う科目とか。このような評価軸を統計的に見出だし、リサーチャーが解釈し、データの傾向を把握するのが主成分分析だ。

ここでは主成分分析そのものを紹介するのではなく、Rを用いてその分析手順を紹介していく。分析対象データはRに含まれているものを用いるので、RStudioだけで手順を再現することができる。ここでは次の環境を用いている。

  • R 3.5.2
  • RStudio 1.2.5001

ちなみに現時点でのR、最新版は3.6.2だ。RStudioと共に参照先は、この投稿末尾にまとめている。

  • ライブラリとデータの準備
  • 主成分の解釈
  • 個々のデータのプロット
  • 全体の解釈
  • 予測
  • 参照
  • コード全文
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