Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

ガス栓、換えました。

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古いブログには、まだ1日に数件のアクセスがある。アクセスを確認するたび、参照先の投稿を確認し、こちらのブログへ移行している。頻繁ではないとはいえ、需要のある情報なのだろう、と考えるからだ。
今回の投稿は、2005年に古いブログに投稿したものだ。加筆して、修正したものを移行した。

先週、気が向いてキッチンをクリーニングしていた時に気がついた。以前、ガス・ファン・ヒーターを利用するために、ガスの元栓を二股にしてもらった。元栓のヒーター側ソケットはワンタッチになっているのだが、コンロ側はそうなっていない。
神経質な性質で、このような状態を放置していたら、機会がある度、気になる。ソケットが両方ともワンタッチの元栓に取り替えてもらった。

この元栓は基部からソケットまで、色々なところが回転する。ホースの取り回しも良さそうだ。
ワンタッチの元栓にはコックが付いていない。ワンタッチのソケットにホースが差し込まれたら開き、外したら閉じる。状態に応じて自動的に開閉する。ねじ込み式のソケットよりも遥かに安全だ。なぜ標準装備にしないのか。ガスの立ち合い担当者によると、

  1. 新しい建物は最初からソケット式だが、古い建物はねじ込み式が多い。
  2. 実際、これに交換することで事故は減ると思う。
  3. ガス会社としては、ねじ込み式をソケット式に取り替えたい。
  4. 家主や居住者などが取り替えようとしない。

3、4がポイントだ。借家の場合、立ち退き時に現状復旧しなければならない。ソケット式のまま放置できれば良いが、あえてソケット式に戻せと言われたら、面倒に思う人もいるのかもしれない。
とはいえ、元栓は次の住居でも再利用できる。ソケット式を新居へ持ち込むならば、ねじ込み式へ戻すのが自然な成り行きだと思うが。

そもそも、ソケット式の存在を知らない、あるいは存在を知っていてもガス栓を交換できることを知らない人が大多数なのではないだろうか。根拠があるわけではないのだが、ソケット式が取り付けられていない原因は、これだと思う。ガス会社の認知努力が足りないのだ。

ガス会社は次のことを、機会を捉えて周知したらどうだろうか。

  • ねじ込み式より、ソケット式が安全であること
  • 元栓は取り替えられること
  • 取り替えの手続き
  • 元栓の種類(一口の元栓もあるし、ソケットが回転しない元栓もある)

最近はオール電化で、ガス栓が付いていない部屋も多い。ガスが利用できて、調理に使う人、ガス・ファン・ヒーター用のソケットが部屋になく、コンロ周辺の元栓からホースを引き延ばす必要のある人は、元栓の交換を検討すると良いだろう。