見るもの、聞くもの、感じるもののすべて不愉快な1か月だった。月初は天候が悪く、熱海の土砂災害にもつながった。東京オリンピックは開幕直前まで、不愉快なニュースを届け続けた。
相対的に海外よりもマシな状況とはいえ、新型コロナ感染は拡大し続けている。事実上、医療体制は崩壊している。東京都は予約不要のワクチン接種機会を設けるそうだが、肝心のワクチンはどうするのだろう。アストラゼネカ製ワクチンだろうか。
www3.nhk.or.jp
6月、日本から台湾へ提供したワクチンはアストラゼネカ製だった。接種後の副作用として、稀に血栓が生成されることが懸念されるため、他社ワクチンに比べて接種が敬遠されるのだが、台湾でも同様なのだろうか。あるいは、背に腹は代えられない、ワクチン不足の下では意に介さない、ということだろうか。接種拒否の話題を聞いたことが無い。
そして相場だ。これよりも酷いパフォーマンスを何度も経験したことがあるはずなのだが、気分的には、最悪期の感覚が強い。
ひふみワールド | 0.83% | 121.46 |
TOPIX | -1.37% | 105.34 |
さわかみ | -0.93% | 104.55 |
ポートフォリオ | -0.92% | 103.74 |
ひふみらいと | -0.02% | 101.84 |
ひふみ投信 | -1.27% | 101.62 |
日経平均 | -1.80% | 99.41 |
結局のところ、日本株を相手にしたのがバカだった、というのが結論だ。結果論だが、2月の日経平均3万円到達を境に、世界株へ切り替えておくべきだったのだ。当時の水準を維持しているのは、ひふみワールドだけだ。
日本株は世界の景気敏感株と言われている。先行きの景気が良くなると思えば買われ、悪くなると思えば売られる。これを真に受けるならば、世界景気の先行きは暗いから売られている、と解釈できる。
加えて、アメリカが下げれば付き合い、中国が下げても付き合う。何も話題が無くても、売られるのだから、上昇期待は低い。
加えてオリンピック後は下げるアノマリーがある。さらに9月末の自民党総裁選がある。菅首相が続投したところで、何も期待できることはない。変わったところで、基本的に市場は変化を嫌うのだ。下げ材料にしかならない。
安倍首相の復帰とアベノミクス再来のシナリオはあるだろうか。