Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

超限戦 - Unrestricted Warfare

超限戦 21世紀の「新しい戦争」 (角川新書)
闇株新聞の本日のエントリーこのようなことが書いてありました。

http://yamikabu.blog136.fc2.com/blog-entry-1624.html

その「ある疑念」とは、中国の経済低迷による世界的な景気減速や原油など資源価格の急落、それに人民元下落と上海株式急落による世界的な株価下落とは、果たして中国が経済政策や株価対策や為替政策を「間違った」結果なのか?ということで、ひょっとしたらこれも中国の世界制覇を狙う100年マラソンの(今年は67年目で3分の2が経過していることになります)重要ステップの一環ではないかということです。

つまり中国共産党一党独裁の中国は、その対極にある資本主義を倒すために、今まで資本主義を取り入れるフリをしていただけではないのか?という「疑念」です。

件のエントリーではこの疑念から、とある本を紹介しているのですが、私は別の本を思い出しました。『超限戦』です。

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田宮模型の仕事

田宮模型の仕事 (文春文庫)
これは2006年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。

日本が誇る世界ブランドの一つ、田宮模型創始者、田宮俊作による自叙伝。そのハードカバー版が文庫本として再版されたもの。文庫本化に当たり、ハードカバー版では書ききれなかった話題と、田宮英国総代理店社長の回想が追加収録されている。特に後者の追加は、自叙伝と言う主観的な内容に客観性を与えるものとなっている。

田宮模型といって真っ先に思い出すのが、毎年夏に開催される田宮模型社内見学。静岡で生活していた3年間は、飽きもせず毎年参加していた。設計から試作、そして射出成型でキットとして生まれるまでの一通りの工程を見せてもらえる貴重な機会であり、子供ながらに凄いとは思いながらも、その背景や詳細、見えないところでの苦労について思い至ることはなく、ロビーに飾られた本物のTyrell P34など、スポーツ・カーの数々に圧倒され、粗品と共に家路に着くというイベントだった。
そのような思い出と共にこの本を読んで、その見学ツアーをやっと自分自身の中で完結できたような印象。

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