Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

TOGAF 8 Certification Practitionersを受験してきました。

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かつて運営していて、今は放置しているブログにTOGAF関連の情報を求めてのアクセスがあることに気づきました。中途半端ではあるのですが、TOGAF関連の情報は次のwikiにまとめています。
seesaawiki.jp

このエントリーは、その放置しているブログから引き継いだものです。情報は2008年のもので、TOGAF 8の内容に基づいています。wikiはTOGAF 9のものです。wikiと併せてご参照ください。

TOGAF 8 Certification Practitionersを受験してきました。もう、ホントにきつかった!すべて英語の問題、101問に2時間で取り組む試験です。見直しまで含めて2時間まるまる使い切りました。首の皮1枚残して、何とか合格しました。

以前のエントリでCBTだから何とかなるんじゃないか、なんて甘い考えを抱いていましたが、なかなか舐めてかかれるものではありませんでした。
71/101が合格ライン。私は73/101でした。もう、ホントに首の皮1枚(激汗

実際に出題された試験問題を掲載することはいたしませんが、どんな試験だったのかを、なんでそんな結果だったのかの推測も含めて、かいつまんで紹介しようと思います。

Q:どんな感じの試験?

出題範囲は

TOGAF 8 Certification Practitionersで紹介した通り、

TOGAF 8 ADM (Architecture Development Method) - Process: 50%
TOGAF 8 ADM - Information set: 25%
TOGAF Foundation Architecture: 5%
The Enterprise Continuum: 8%
TOGAF and Other Architectures/Frameworks: 4%
Architecture Governance: 8%
問題数101問ということから、上記の割合はそのまま該当ジャンルからの問題数と解釈して問題なさそうです。
 5択の択一式問題ということで典型的なCBTではあるのですが、この試験独特の出題方法かな、と感じたのは上記の範囲そのままの順番で出題されること。ADMのProcess順に、その範囲の問題が順番に出題されて行き、50問を超えるあたりで次の範囲の問題が出題されるといった具合。
 受験攻略的な戦術として、もし苦手な範囲が分かっていれば、何問目ぐらいに出題されるのかを見越して、真っ先にそこから着手するということが可能かもしれません。


Q:どんな問題が出題されるの?

 上記の出題範囲の知識を問う問題ばかりですが、必ずしも選択肢の正誤、もしくは適切な用語を選択するわけではないというのは覚えておいたほうが良いでしょう。たとえば、こんな感じ。

According to TOGAF, Architecture Contracts are joint agreement between ( ) on ( ).
注意!:重ねて申し上げますが、この文章が出題されたわけではありませんので。私が勝手に創作しています。

2つの空白には、共通の1単語が挿入されるわけではありませんで...この空白に挿入される短文の組み合わせが選択肢になっているという具合。正解は、

development partners and sponsors
the deliverables, quality, and fitness-for-purpose of an architecture

ただ用語を覚えただけでなく、英文の文脈を読み取ることも必要です。


Q:問題数と試験時間の塩梅ってどんな感じ?

 問題数101問に対して、制限時間2時間。1問1分で回答できるならば、20分程度を見直しに利用できる計算で、ちょっとタイトな気もするけれども全問回答には十分かな、という気がするかもしれません。
 英語に対する抵抗感だったり、問題文と選択肢を読み進めるスピードは個人差があるところでしょうけれども、この英文が結構曲者です。この部分をどの程度効率的に処理できるかがポイントになりそうです。

 TOGAFはアーキテクチャという、ちょっと抽象的な世界の話題を扱うため、独特な単語表現、言い回しが頻出します。また、きれいにSVOCの順序ではない文章、うまく説明できませんがかなり英語的表現の文章が頻出します。

 私の場合、90分で取り合えず全問回答。50か所くらいに後戻り用のマークを付けて、残りの30分で見直し、再トライですが、30分で50か所の見直しは時間が足りませんでした。ひとまず合格とはいえ、首の皮1枚の僅差だったというのはここに原因があったと感じています。
 個人的には、「かなりきわどい」というのが正直な感想です。

 30万円という高額な受講料で確実に資格認定を狙うか、リスクを承知の上で英語で受験し、低コストで資格認定を狙うか、あなたの判断基準の一助になれば幸いです。