ベンチマーク
前日比順 | 年初来順 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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指数
TOPIX | ||
日経225JPY | ||
日経225USD | ||
グロース | ||
REIT |
連投記録は昨日で途絶えたものの、今日の寄り付きから見れば、トレンド転換ではなく一服の感じだった。下落に転じた一因と思われるニュースが、ChinaAMCの日経平均ETFに対する取引一時停止だった。
結局、取引は再開されたのだが、寄り付きの勢いを完全に失ってしまった。
fx.minkabu.jp
海外
中国、インド
香港 | -0.17 | -2.16 | -3.71 |
上海 | 0.15 | 0.27 | -2.09 |
ムンバイ | 1.05 | -0.27 | -2.23 |
1309 乖離率 | -0.25 | -0.95 | -1.4 |
1678 乖離率 | 1.23 | 0.56 | -0.57 |
1309 中国 |
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1678 インド |
中国ETFの日足を見ると、ほんの少しだけ出来高が増えている。日中足は、基本的に陰線の下落トレンドだが、上影に注目すると、higher-highの傾向が見える。実際、日中足も高値直後に大きく陰線を付けるのだが、higher-highを維持している。
乖離率は大きくマイナスなので、理論値で考えれば、higher-highの上値余地はある。しかし、それを実現するための市場参加者が集まらず、出来高も増えないのだ。
中国投資信託が日経ETFの取引一時停止 やみくもに投資すれば多額の損失被る可能性と警告
日本人投資家が、日本の個別株や日本市場インデックスではなく、オルカンやS&Pへ投資しているように、中国人投資家は、中国市場インデックスではなく、日経平均ETFに投資しているようだ。よほど買い注文が殺到しているのか、理論値以上の価格の買い注文が出ているようだ。ETFなので、注文次第では非常識な乖離率を記録してしまうことはある。
取引は一時停止されたのだが、結局、再開された。買い注文に応じて、ChinaAMCは日本市場の現物株を購入しなければならない。今後も大きな乖離率が継続するようであれば、それは円買いに加えて、日本市場の買い支えにも寄与するはずだ。
中国人投資家も全世界インデックスを購入すればよいのに、とも思うが、おそらくそのような投資家は国籍に関わらず、状況に左右されず、それぞれのペースで黙々と積み立てしているのだろう。
「その工場は本当に建つのか?」 半導体製造への投資ラッシュで見えてきた課題
半導体製造装置のひっ迫
- 設備搬入は決断から2年以上先
- 半導体工場製造ラッシュにキャッチアップできない可能性
現地エンジニアの確保
- アメリカでエンジニアが集まらない
- 技術経験不足
- 文化の違い
- 台湾エンジニアの派遣がうまくいかない
- 派遣されても、米国レベルの給与が支払われない
- 米国の雇用創出につながらない
パワー半導体の需要→供給過剰
- EVシフトの後退
EVを普及させるためには電力供給が安定して行われることが前提にあるわけだが、ウクライナ戦争以降ではこれがかなり怪しくなっており、それもあって2023年3月にEUは「2035年にはエンジン車の新車販売を全て禁止」の方針を撤回、「環境に良い合成燃料を使うエンジン車は販売可能」にシフトしている。長期的にはEVにシフトしていっても不思議ではないが、少なくとも当初の計画ほどにはEVが普及する可能性はかなり低くなったと言える。
2026年に供給過剰の状態に陥らないと良いのだが。