Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

空想プロジェクトマネジメント読本

空想プロジェクトマネジメント読本
これは2007年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。

初めて接する、学ぶ事柄について、そのものズバリを懇切丁寧に教えてもらったところで、その内容と教わる側の認知構造が合致しなければ、中々モノにはなりません。場合によっては教え方が悪いわけでもないのに、教わる側から諦めてしまう、挫折してしまうこともあるでしょう。
PMBOKについてもそれは同じ。PMPを受験する上で、いくら知識体系ガイドを通読せよ、と言ったところで、その内容が理解できなければ意味がありません。まして自分のプロジェクト経験でPMBOKを理解しないよう、それが誤解、特に受験時の誤答を導く要因となることは、よく言われることです。

PMBOK的にダメなケース、良いケースを馴染み深い題材をもとに分析、解説したガイドとして有意義な本です。題材はガンダムやヤマトなど、団塊世代Jrにはお馴染みのアニメや特撮です。

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道しるべ

道しるべ【新装版】
これは2006年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。

国連第2代事務総長、ダグ・ハマーショルドの1953年から1961年までの日記。日記とはいえ、今日どういうことをした、どんなことがあったといったものではない。ある部分は哲学的であり、またある部分は信仰の書のような内容。自己との対話、聖書の引用とそれに付随する内観、そして詩など、全編を貫くのは、堅固な信仰と私心無き使命の全う、そして自己犠牲の精神。

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まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか

まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
これは2008年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。

投資関連の書籍で紹介される成功例、その典型として挙げられるのが、著者自身の体験談のように一般化できない事例だ。市況は常に変化しており、紹介される方法を実践したとしても、それが必ずしも定石のように機能するわけではない。従って、その方法の良し悪しを判断するのも難しい。


そのような事例とは一線を画す事柄を本書は紹介する。副題「投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」の原題は、「Fooled by Randomness」だ。確率論に基づいて、戦略的に運用しようとしても難しいことがある。理性と感情の対立だ。それにまつわる事柄について、著者の論考をまとめている。

  • 実生活
  • 計画
  • 戦略業務

などなど、その考え方は投資以外での決断場面にも適用可能な、示唆に富む内容だ。

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