Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

powercfgとBattery Limit Modeの紹介ーWindowsの電力消費、電源、バッテリー分析。ノートPCのバッテリー実容量を知る。

最近は何にでもバッテリーが搭載されている。バッテリーが搭載されているならば、それが交換できない時点で、どんなに高額な耐久消費財であっても、それは消耗品同然となる。携帯端末やヘッドフォン、ノートPCなどが良い例だろう。
特にノートPCについては価格と製品寿命、そしてユーザーが持つ志向の多様性に配慮した結果なのか、バッテリー劣化抑制を優先するための施策が用意されている。例えば、いたわり充電と呼ばれるものだ。

Windowsには「いたわり充電」に類する機能は用意されていないものの、ユーザー自身の対応を支援する機能が用意されている。電源管理と分析のためのコマンドであるpowercfgだ。
またMicrosoft Surfaceには、長時間電源に繋いだまま利用するための施策が備えられている。Battery Limit Modeだ。

powercfg

powercfgは電源管理のためのコマンドだ。公式情報は次のサイトで確認できる。
よく表示されていない電源オプションを利用可能とするためのTipsの一部で紹介されることの多いコマンドだが、電源やバッテリーの状態、スリープ時の状況についての分析にも利用できるコマンドだ。
docs.microsoft.com

powercfgは電源管理に関連する設定変更だけでなく、電源やバッテリーの状態などについてのレポートを出力し、分析にも利用できる。具体的には次のオプションだ。

batteryreport バッテリーの診断レポート
energy 実行後1分間の電源効率に関する診断レポート
sleepstudy スリープの診断レポート

以下に、それぞれのオプションについて紹介している。以下のコマンド例では、レポートの出力先を「d:\temp\」に指定している。レポートの出力先は共通のオプション、outputで指定する。outputオプションは省略可能だ。省略の場合、レポートはカレント・フォルダに出力される。

batteryreport

powercfg /batteryreport /output d:\temp\batteryreport.html

仕様上のバッテリー容量が事実上のバッテリー上限値なのだが、その搭載機を継続利用し続けるうちに、上限値は低下していく。実際の容量を知るために、powercfgを用いることができる。
f:id:espio999:20190131123819p:plain

energy

powercfg /evergy /output d:\temp\batteryreport.html

コマンドを実行すると1分間、動作環境の電源に関連する監視が始まる。その結果がレポートとして出力される。このレポートから、USBのセレクティブ・サスペンド対応やCPU使用率の高いプログラムなど、効率的な電力消費の阻害要因を知ることができる。
f:id:espio999:20190131123833p:plain

sleepstudy

powercfg /sleepstudy /output d:\temp\batteryreport.html

過去3日間の電力消費状況を診断し、その結果がレポートとして出力される。電力消費、バッテリー消費低減の阻害要因を知ることができる。
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Battery Limit Mode

Microsoft Surfaceにはいわゆる「いたわり充電」に類する機能は搭載されていないが、長時間、電源に接続したままで利用する場合の施策が備えられている。それがBattery Limit Modeだ。この機能を有効にすると、バッテリーへの充電が50%までに制限される。
Battery Limit ModeはSurfaceに搭載されている機能だ。ブート時のUEFI画面から有効化できる。
docs.microsoft.com

Currently, Battery Limit is only supported on Surface Pro 4 and Surface Pro 3. However, the setting will be available in the future on other Surface device models.

現時点では、すべてのモデルがこの機能に対応しているわけではない。UEFIの更新と共に、新しいモデルへも順次展開されていくという。現在対応しているモデルは次のリンク先で確認できる。
Enable "Battery Limit" for Surface devices plugged in for extended periods