SIMフリーのスマートフォンを個人で導入するに際し、4G時代までは、次の2点を考慮するだけで事足りていた。
しかし状況は変化している。技術基準適合証明等(以下、技適)の存在が認知され、意識もされ始めたからか、最近は技適を「詐称」する端末が登場している。
また5G通信のサービス開始に伴い、対応バンドを確認するだけでは十分ではない状況となった。
さらに新たな要素も現れた。一つは、マイナンバー連携やワクチン接種など、政府系アプリの利用可否だ。SIMフリー・スマートフォンでは、これらのアプリをGoogle Playからダウンロードできない、させてくれないことがある。
政府系アプリほど深刻なものではないが、デジタル著作権管理にも意識を向ける必要があるかもしれない。これはストリーミング・サービスの再生解像度に影響する。SIMフリー・スマートフォンに限らず、最近はFHD以上、4Kクラスの解像度を持つパネルが一般的ではあるものの、HDクラスで再生できないリスクがある。
この投稿では、5G対応のSIMフリー・スマートフォン、特にマイナーな端末を対象とした検討要素を紹介する。
一部の話題に、DOOGEE V20 (以下、V20)*2を用いている。それはバッドパターンを紹介することを目的としており、購入推奨を意図していないことを申し添えておく。
- 技適
- 5G対応
- 5G NSA (Non Stand Alone)通信
- エンジニア・モード
- 政府系アプリ(マイナポータル、ワクチン接種など)
- ストリーミング・サービスとHD再生 - デジタル著作権管理
- 余談 - 5G時代のSIMフリー、マイナー端末選択の意義