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Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

20240512 徒歩行程:根府川駅~手打ちそば処 山本~真鶴駅

JR根府川駅から真鶴駅までを徒歩で行くと、約8kmの行程になる。小田原~根府川の行程*1とは異なり、ルート上に目立ったランドマークはないのだが、行程を通じて左手に太平洋を見渡す高台を歩き続ける。特に好天に恵まれた新緑の季節には、環境そのものが歩き続ける動機付けになるとともに、徒歩行程に風情を添えてくれる。

朝9時に根府川を出発し、10時45分に真鶴駅に到着した。それからミシュランガイド特別版掲載の蕎麦屋、山本で昼食にし、2時間ほど真鶴を散策した。

今回、雲のない晴天、乾燥した空気と海風、海岸沿いでありながらも湿気も僅かで、汗もすぐに乾燥するという、大変良好な環境に恵まれた。行程、食事、環境、すべてにおいて満足度の高い行楽だった。

真鶴へ徒歩で向かうルートの選定から、その途上で山本へ向かうルート、真鶴散策のショートカットなど、いくつかのポイントを紹介したい。

ルート検討

ルートを検討するに際し、Google Mapの提示ルートには注意が必要だ。徒歩のルートを指定すると、左のルートが紹介される。約12km、3時間の行程だ。一方、自転車を指定すると、小田原湯河原線をたどる、右のルートが紹介される。特別な目的のない限り、徒歩であっても、こちらの小田原湯河原線を辿るのが良いだろう。

左の写真は、根府川の高台から真鶴方面の眺望だ。所々に覗き見える道路が、小田原湯河原線だ。基本的には道路であり、所々に歩道や民家もある。自動車の往来が多く、つづら折りで見通しの悪いルートではあるのだが、歩行者の存在を意識し、配慮した運転をしている。
高台から左手に太平洋とオレンジ畑を眺めながら、新緑の中、整備された道路を歩き続けるのは、何よりの風情、雰囲気を堪能できる。

国道135号へのショートカット

小田原湯河原線を何も考えず、そのままたどり続ければ真鶴駅へ到着する。後述する、そば処山本も途上にあり、立ち寄るにも都合がよい。
もし真鶴駅への到着を優先するなら、国道135号へ合流するショートカットを辿るルートもある。Google Mapでは、このルートを紹介してくれない。
ポイントは、次の写真で示す地点だ。この標識で左折すると、地図で示す赤矢印のルートを辿ることになる。

ちなみに、国道135号は典型的な国道であり、風景を堪能しながら、新緑の中を歩き続けるような風情、雰囲気は一切失われる。しかし東海道線の線路と並行しており、そのような風情を楽しめる人には良い経路かもしれない。

手打ちそば処 山本

ミシュランガイド横浜・川崎・湘南2015特別版』*2には27店の蕎麦屋が紹介されている。そのうちの一つが山本だ。

山本は小ぢんまりとした蕎麦屋だ。地元の方々も利用するお店で、時には行列もできるようだ。平日だったこともあってか、開店直後でも行列はなく、待たずに入店することができた。

総じて風味の繊細さ、素朴さを特徴としているようだ。次のメニューを注文した。

二色せいろの「二色」とは、更科とのコンビだ。写真が示すように、普通の蕎麦でも更科並の白さなので、人によっては更科+極更科という印象かもしれない。そのため蕎麦の風味は非常に繊細で、蕎麦の質感も引き締まった弾力を感じさせるものではない。風味の繊細さ、手打ちの素朴さを堪能する蕎麦だ。

鴨つくね、西京味噌焼も同様に、風味もおとなしく控えめだ。蕎麦の繊細な風味を損なうことがないので、神経質にならず、蕎麦と並行して口にしても差支えがない。印象的だったのが、鴨つくねの弾力だった。いわゆるハンバーグやミートボール、肉団子のような質感ではなく、かまぼこのように弾力のある練物のような質感で、噛み応えがある。

会計は現金のみ、予算は一人2000~3000円を想定しておくと十分と思う。

山本へのルート

山本は、小田原湯河原線の途上にある。同線を辿るのが、一番分かりやすいルートだ。次の地図で示すオレンジ矢印のルートだ。

真鶴駅から向かう場合、駅出口脇にある歩道橋を渡り、緑の矢印が示すように小田原湯河原線を辿る。

国道135号からのルートは、少々トリッキーだ。先に紹介した経路を辿り、小田原湯河原線から合流した場合、右レーンの歩道を辿ることになる。地図上の星印で示す地点は立体交差になっており、「左レーン」の歩道から青ルートへ合流できる。写真で示している、階段脇から右へトンネルが続いている。
右レーンから左レーンへ移ることができれば幸いだが、真鶴駅までの経路上に信号はない。そのため、一度、真鶴駅へ向かうことになる。ここから緑のルートを辿るか、青のルートを経て、赤矢印のルートへ移行すれば、山本へ到着する。

真鶴

真鶴は小さな半島で、往復するだけならば2時間もあれば十分だ。「坂や階段小道が多く日本のリビエラと呼ばれているそうです」と冒頭の冊子で言及されているように、非常に風情のある街並みが堪能できる。

ショートカット

ここでもやはり、Google Mapは徒歩と自転車で異なるルートを示す。駅から海岸までは緩やかな下り坂なので、往路は自転車のコースで歩き、帰りは徒歩のコースでショートカットするとよいだろう。

地図で示す赤、青の矢印がショートカットの始点、終点となるポイントだ。目印は写真で示すバス停だ。写真ではわかりにくいのだが、この脇に階段があるのだ。階段を下りて直進すれば、栄寿司の駐車場を示す看板に行き当たる。