Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

ヘルボーイ:人外魔境

ヘルボーイ:人外魔境 (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)
これは2007年に以前のブログへ投稿したエントリーを加筆、整理したものです。

Mike Mignolaの日本語版、最新刊。アメコミと言えば、半ば強引かつ行き当たりばったりなストーリー展開で、内容はあまり期待できず、気に入った作家が作画しているものを、画集の感覚で購入したりするものですが、このHELLBOYシリーズはかなり例外的な存在。

まず、Mike Mignolaのコントラスト全開で、適当なデフォルメの利いた作画が素晴らしい。ラブクラフト的SFホラーと神話の世界をミックスしたような世界観ながらも、おどろおどろしさが無く、逆に洗練さ、スタイリッシュさを感じさせるイメージ。

映画やアニメで映像化されている作品ではあるけれども、Mike Mignolaの作画イメージは尊重されていながらも、ビジュアル・イメージはそれぞれ異なる。オリジナルの雰囲気はコミックでしか楽しめない。

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Chromeのキャッシュ・フォルダを変更する。ーシンボリックリンクの活用

何らかの事情によりChromeのキャッシュ・フォルダを変更したい場合があります。例えば、

  • キャッシュの保存先をシステム用ドライブから、その他のドライブへ移行することによって、IOを分散する。
  • キャッシュの保存先にUSBメモリを指定して、IOを若干高速化する。

キャッシュの保存先を変更する方法として紹介されているのが、キャッシュの保存フォルダを指定した起動オプションを、Chromeのショートカットなどに設定する方法です。
この方法を採用する場合、ショートカット以外から起動したChromeが、デフォルトのCacheフォルダを再作成してしまう欠点があります。
Windows 10の場合、スタート・メニューからデスクトップ、タスク・バーなど、すべてのショートカットへ同様の設定を施さなければなりません。

この問題をシンボリックリンクで解決してしまおうというアイデアです。
ChromeからはデフォルトのCacheフォルダを参照しているのに、実際には変更された保存先で読み書きすることを実現します。ショートカットは変更しません。

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Xperia Tablet Z (SGP312) WiFiモデルにLollipopを適用する、あるいは文鎮状態からの復旧 - Lollipop適用編(2018年版) 

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有難いことにXperia Tablet ZへのLollipop適用に関するエントリーは、いまだに多くの方に読まれているエントリーです。
これからLollipopを適用される、あるいは文鎮状態からの復旧が必要なユーザーへのフォローアップとして、Lollipop適用編の2018年版を投稿しました。

使用するツールが2015年から変化したことにより、求められる作業が若干変化しました。最新のツールを利用すると、当時よりも作業が簡単になりました。
またユーザーによっては端末をroot化して、カスタムROMやLineage OSを導入しようとしている人もいるかもしれません。これからそのような作業に挑戦してみようかというユーザーにとって、その作業に先立ち、端末の文鎮化への対処としての復旧手順を予習しておくのは有意義でしょう。

実際のところ製品版のイメージを適用するという点においては、Lollipopの適用も文鎮状態からの復旧手順も、次の前提を満たすことができれば手順は同じです。

  • 端末がFastboot可能であること
  • 端末のboot loaderがアンロック済みであること
  • FlashtoolとXperiFirmのダウンロード
  • Fastbootモード接続の確認、XperiFirmの起動
  • ファームの選択
  • ファームのダウンロード
  • ファームのインストール
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VSCodeでNeural Network Console付属のPythonを利用する。

Sony Neural Network Console(以下NNC)の本を読んだ。

基本的にはNNCに付属の日本語マニュアルに記載されていることを、分かりやすく紹介している内容なので、マニュアルで十分なユーザーには不要な解説書なのだけれども、各設定項目の紹介であったり、サンプル・プロジェクトの実行から、その編集、オリジナル・データ作成と、そのプロジェクト実装までの手順が網羅されていて、大変読みやすかった。

残念だったのがオリジナル・データを作成するための、いわゆる前処理の章。「数式なし、コーディングなしのディープラーニング」としていることからの制約なのか、RapidMiner Studioを用いたGUIによるデータ編集、整形が取り上げらている。この章だけは著者が変わったのか?やる気が尽きたか?と思わせるかの如く、それまでの懇切丁寧な説明から一転して大雑把なところがあり、出版社の正誤表による訂正も、該当の章に集中していた。

リックテレコム 書籍情報

実際、Pythonを使えば数行でできるものを、というレビューもAmazonに投稿されている。

きっと、読者の考えが及ばない事情があったのだと思う。Pythonを使わせるにしても、その環境構築の説明も必要となるだろうし。加えてコーディング解説も収録するならば「コーディングなし」とは何だったのか?と読者を戸惑わせることになったかもしれない。
とはいえ、NNCの裏ではPythonが動いており、NNCの機械学習Pythonに依存している。「コーディングなし」の前提は置いて、Pythonの環境構築については、むしろNNCのPythonを借りてみる、という選択肢もあったのではないかと思った。
もちろん、迂闊に手を出してpipやcondaでライブラリの整合性が破綻し、NNCが動作しなくなるリスクがあるので、分かっていても採用できない手段ではあると想像するが。

このエントリーでは、あくまで「お遊び」としてNNC付属のPython環境を利用するVisual Studio Code(以下VSCode)環境を構築してみる。

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Xperia Tablet Z (SGP312)のroot化 - PCを使わずにAndroid端末をroot化する。

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Xperia Tablet Z (SGP312)は海外で配布されているROMを用いることで、Lollipop (Android 5)をインストールすることができます。さらにLineage OSを適用することで、Nougat (Android 7)まで対応することができます。
LineageをインストールするにはTWRPを導入する必要があるのですが、そこからimgファイルを適用するためには、端末をroot化しなければなりません。

このエントリーではroot化の手順を紹介します。次の前提での作業です。

  1. 基本的にPC操作せず、Xperia Tablet内での操作だけで完結する。
  2. KingRootでroot化する。
  3. SuperSuでrootを置換する。

Xperita Tablet ZはPCに接続する必要はありません。タブレット端末だけで完結できる作業です。
PCはファイルのダウンロードやファイルの修正にだけ利用しますが、その利用は任意です。
またXperia Tablet Zと明記してはいるものの、KingRootが対応している機種であれば、この手順は機種を問わず、共通で機能するはずです。

  • 準備
  • 事前確認
    • 提供元不明のアプリ
    • 内部ストレージの空き容量
  • root化作業
    • KingRootの実行
    • Root Checkerによる確認
    • root.shの実行
    • root化再確認
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VSCodeで最低限のRuby環境構築 - 検証編

とあるRubyの書籍を購入した。書籍で紹介されている内容との依存関係はないのだが、その書籍の筆者はエディタにMeadowを利用しているのだという。
私としてはVSCode (Visual Studio Code)を利用したいところだ。そこでVSCodeに簡易なRuby環境を整えることにした。用意しておきたいのは

Visual Studio Marketplaceから、VSCode用拡張プラグインRuby」を導入するだけで、これらの機能を実装できる。
marketplace.visualstudio.com
とはいえ、いくつかのGemをインストールし、VSCodeへ追加設定を施さなければならない。必要な事柄は同プラグインのページに説明されている。前エントリーで、それらの導入作業を紹介した。

VSCodeで最低限のRuby環境構築 - 設定編 - Technically Impossible

このエントリーでは、必要な機能が動作しているかを検証する。
ちなみに、次の環境を前提にしている。

  • テスト用Workspaceからテスト・コード・ファイルの作成まで。
  • テスト・コード
  • IntellisenseとAutocompleteの検証
  • デバッグの検証。
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VSCodeで最低限のRuby環境構築 - 設定編

とあるRubyの書籍を購入した。書籍で紹介されている内容との依存関係はないのだが、その書籍の筆者はエディタにMeadowを利用しているのだという。
私としてはVSCode (Visual Studio Code)を利用したいところだ。そこでVSCodeに簡易なRuby環境を整えることにした。用意しておきたいのは

Visual Studio Marketplaceから、VSCode用拡張プラグインRuby」を導入するだけで、これらの機能を実装できる。
marketplace.visualstudio.com
とはいえ、いくつかのGemをインストールし、VSCodeへ追加設定を施さなければならない。必要な事柄は同プラグインのページに説明されている。このエントリーでは最低限必要なサマリーを紹介する。
ちなみに、次の環境を前提にしている。

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Windowsアプリケーションの適切なインストール先 - Namespace Usage Guidelines for the Windows Vista File System

Windowsにて何かをインストールする場合、定番のインストール先は

C:\Program Files\

場合によっては、諸々の制約を回避するため、Cドライブ直下にフォルダを作成してインストールするものもある。諸々の制約とは例えば、次のようなことである。

  • Windows Vista以降、C:\Program Files\での書き込みが、基本的には認められていない。
  • パスにスペースが含まれるのが好まれない。適切に処理されない。

Pythonをインストールしようとしているとき、インストーラが次のフォルダへインストールしようとしているのに気付いた。

C:\Users\%username%\AppData\Local\Programs\Python\...

このインストールは適切なのだろうか。ここでいう適切とは、技術的に正しいか、ということではなく、マナーや慣例上よろしいのか、ということ。
実行環境なのだから、Program Files、あるいはc:\Python\...のような場所へインストールされるべきでは?
そういえば、そもそもWindows Vista以降のフォルダ構成、特に新しく追加されたフォルダ群の目的を、私は知らないのだった。そこでフォルダの用途などを調べてみることを思い立った。

  • Namespace Usage Guidelines for the Windows Vista File System
  • ユーザー用のデータ置き場、アプリケーション用のデータ置き場
    • ユーザー用
    • アプリケーション用
  • 特定ユーザー専用のアプリケーション・データ
  • アプリケーションの適切なインストール先、あるいはマナー
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ツインピークス The Return - 私なりの一解釈

ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ DVD-BOX
やっと『ツインピークス The Return』(以下、新作)を一通り観ることができた。例によってリンチ流の視聴者を置いてけぼりにするような、さらなる続編展開を待望させる結末だった。
鑑賞前の楽しみは、クーパー捜査官の復活と、その分身との対決であったものの、新作では『ツインピークス』世界の根幹に関わる大きな謎が提示され、鑑賞前の楽しみは、相対的に小さなものになってしまった。実際、旧作のクーパー捜査官、その当時を思い起こす振る舞いと活躍は、物語終盤のごく一部に限定されている。

前作と今作の一番大きな違いは、前作が
ツインピークス1か所でのストーリー
・ストーリーは時系列に進む

であるのに対して、新作では
ツインピークスワシントン州にある設定)、サウス・ダコタ、ラスベガスで展開されるストーリー
・舞台に限らず、必ずしも同時進行ではない、時系列に沿ってもいない

ということ。

一通り観ていて、ある場面で次のことに気が付いた。新作は

  • エヴァンゲリオン』のような繰り返すごとに差異の生じる、時間的なループ構造
  • シュタインズゲート』のように、ループ中の差異をコラージュしていること
  • ループのすべては提示されず、その一部が断片として提示されていること

これから紹介するのは、初回鑑賞後の私なりの解釈。

  • 前提となる世界観
  • ループであり、コラージュである根拠
  • 登場人物の一部は、他のループの出来事をおぼろげに覚えている、あるいは気付いている。
  • オードリーの夢とチャーリー
  • 一石で二羽の鳥を狙う
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ポテトチップス30歳卒業説 - スナック菓子の話題

これは2006年に以前のブログへ投稿したエントリーを加筆、整理したものです。

暮らしWORLD:♪カ〜ルビ〜の〜ポテトチップス30年 お菓子のしょっいぱい革命−話題:MSN毎日インタラクティブ
ポテトチップスへ至るまでの、カルビー社スナック菓子の歴史を簡単に紹介しています。最近はあまり食べることのなくなったスナック菓子ですが、学生時代はよく食べていました。

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