Twitterなどの投稿を読み、『メガロポリス』*1を観たら、すっかり最終回を観たつもりになっていた。
映画『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』*2観賞以来、気づいたら作中に明かされなかった謎のあれこれについて、バックグランド・プロセスが無意識に、勝手にアイデアを生成してくるような感覚があった。
最終回を直接目にすることなく、数々の投稿を読み解けば、視聴を忘れるほど落ち着いたのだから、ツァイガルニク効果に踊らされていたのだ。
結局、最終回は「答え合わせ」みたいなものだった。
ゼクノヴァ
|
エルメスのサイコミュがもう一つの別の宇宙を作りだしてしまった。
それはシャアが殺されることのない世界。
彼女の願った別の宇宙だ。
「もう一つの宇宙」とは、ララァが願った別の宇宙だった。その宇宙では、いつもシャアが戦死するため、殺されることのない世界を求めて、宇宙の創造を繰り返していた。
ジークアクス世界で、初めてシャアが殺されない宇宙を創造できた。
シュウジの目的
|
ララァは、シャアが殺されない宇宙である、ジークアクス世界を創造できた。しかし、シャアはその世界を否定しようとしている。この事実は、ララァにとっては耐え難く、ジークアクス世界は崩壊してしまう。この崩壊は、向こう側の世界(シュウジのやってきた世界)も巻き込んでしまう。
シュウジは、向こう側の世界を崩壊させないため、そしてララァの心を守るため、ララァによって繰り返し想像される宇宙に出現し、ララァを繰り返し殺してきた。
だけど今、シャア自身がこの世界を否定しようとしている
それは彼女にとって耐えがたいことだろう
ララァの心は激しく傷つき、壊れ、おそらくこの宇宙は崩壊する
向こう側の世界を巻き込んで
だから目覚める前に彼女を殺して、この宇宙を終わらせる
この宇宙を、もともと存在しなかったものにする
彼女が見たかもしれない夢の一つにしてしまうんだ
それでも、いつものように彼女はまた別の宇宙を創るだろう僕はこれまで数えきれないほど、この手で彼女を殺してきた
シュウジの描くグラフィティ=キラキラ
グラフィティは、ララァがいる世界のキラキラをグラフィティとして表現したもの。
なぜシュウジが描き続けていたのかは劇中では説明されないが、おそらくララァに対する愛情表現だったのだろう。
impsbl.hatenablog.jp
impsbl.hatenablog.jp
ソロモン突入戦以降のシャア
ソロモンと入選時に発生したゼクノヴァに巻き込まれ、シャアは失踪してしまう。劇中にシロウズとして再登場するまでの軌跡は、8話*3で言及される。
- ソロモンでのゼクノヴァ中、シュウジと出会う
サイコミュが反応している
これは私ではない
いったい誰の精神に反応しているんだ
何者なのだお前は
向こう側から来たというのか
何ということだ
刻が見える
- シロウズを名乗り、イオマグヌッソ開発に参加
シャアはイオマグヌッソ開発に参加し、独自の機能を実装させる。
イオマグヌッソ開発
目的 | ララァを向こう側へ送り返す |
邪魔をするなシュウジ
向こう側から来たのなら、向こう側へ帰ってもらう
薔薇の少女を、ゲートを開き、向こう側へと送り返す
イオマグヌッソはこのために建造させたのだ
計画書に、このような仕様は記載されていません
シャアめ
ジオンを謀ってイオマグヌッソを作らせたというのか
impsbl.hatenablog.jp
impsbl.hatenablog.jp
シャリア・ブルの目的
あなたはニュータイプがニュータイプとして生きられる世界を作るんだろう
ならザビ家亡き後のジオンを何とかしろ
あなたには責任がある
シャリア・ブルは、シャアが打倒ザビ家をもくろんでいたことを知っていた。しかし、その目指すところが異なっていた。
シャアは、人類の革新(ニュータイプの時代)を望んでいたが、シャリア・ブルは、その行き着く先に地球に住む人類の粛清に至ることを見抜いていた。
Ωサイコミュ=エンディミオン・ユニット
劇中の説明だけに基づけば、
シャロンの薔薇と同じく向こう側から来たオーパーツを使ったΩサイコミュ
赤いガンダムの代わりにゼクノヴァを起こすトリガーとして用意したシステムだった
ジフレドがイオマグヌッソのトリガーとして機能したように、別のゼクノヴァ発生装置に対してのトリガーとして機能する予定だった様子だ。
別の宇宙とは、エルメスと同じ世界を指しているとは限らない。エンディミオン・ユニット覚醒時に、アムロ・レイと思われる声が、次のように語る。自分自身がガンダムに登場していた視点ではなく、それを俯瞰するメタ的な視点からの語り口だからだ。
そしてガンダム・ジークアクスが開口した口元は、なんとなくヘルメットのようにも見える。
impsbl.hatenablog.jp
impsbl.hatenablog.jp
impsbl.hatenablog.jp