ただ過ごした、生活した、
それ以外にない一日。
若者が子どもをほしがっていない
結局はお金の問題なのだ。
年収300~400万円帯がボリューム層であり、この年収帯の婚姻が増えていない。しかし、その年収帯の若者でも、税+社会保険料負担で収入の半分を支出しており、加えて奨学金を返済している人もいれば、残りのどれだけを子育てに支出できるか、ということだ。子供も含めて、家族の生活を「それなりの」程度で維持していくことを思えば、子供を育てるなど、無理なことだろう。それでも生み、育てるというのは、向こう見ずで無責任にも感じる。
女性の上方婚志向にしたところで、それが子供を産み、育てることを前提にしたことであれば、納得できる戦略だ。自分で生み、育てる経済力がないし、それを自力で獲得できる見込みもなければ、他人に頼るしかない。
「貧乏子沢山」という時代はもはや昔話であり、今では「金がなければ結婚もできなければ、子どもも持てない」時代へと変容しているのです。