Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

BOOTMGR is missing - スタートアップ修復オプション

これは2008年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものです。

Windowsも安定してきたか、最近はほとんど見かけなくなった青画面。たまに粋な人がBlue Lightningと呼んだりしますが、英語読みではBSoD (Blue Screen of Death)が一般的です。

ほとんど見かけなくなったとはいえ、いざ登場したかと思えば、ユーザーも慣れたもので、落ち着いて再起動していたり、場合によってはユーザーに画面の情報をメモる暇も与えないほどのタイミングで、PC自身が勝手に再起動したりもします。
一時期のハッとするような、アドレナリンが脳にあふれ出てくるのがわかるような感覚は、遠い昔の思い出と化しています。

しかし、Windows Vistaでさらに安定したとはいえ、こういう画面とはまだ無縁ではないのです。特にこんな心臓に悪い画面は忘れたころに登場しますね。それも、PC起動時に。

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Boot Managerがなくなったから、強制終了してくれよ!ということなのですが、強制終了したところで、Boot Managerがないので、延々と同じ画面、同じ操作を繰り返すことになります。
何も知らない人ならディスクが、PCが壊れたかと思うかもしれません。実際そういう可能性も無きにしも非ずなのですが、必ずしもそうとは限らない。今回はこれの対処法を紹介。

まず、この画面が現れた原因を考える。何でBOOTMGR is missingなのか?考えられるのは?

  1. HDDが壊れた
  2. マザー・ボードが壊れた
  3. BOOTMGRが壊れた

1、2を確認するには、BIOSの画面を確認します。BIOS上でHDDが見えなければ、1か2の可能性があります。問題の切り分けのために、壊れたかもしれないHDDを別のPCに接続して、chkdskなりしてみたいところですが、ここでは諦める手。だって、どうしようもないから。
問題は3のケース。1、2のケースが回避できたならば、救いの可能性があります。つまり、HDDをフォーマットし直したり、OSを再インストールしたりしなくてもよいかもしれないということ。
どういうことかというと、BOOTMGRが壊れているからと言って、必ずしもディスクやデータがダメージを負っているわけではなく、BOOTMGRさえ修復すれば、今までどおりの状態を維持したまま、PCが起動するかもしれないということ。

どうするかというと、CD/DVDドライブにWindows Vistaのインストール・メディアを挿入し、インストール・メディアからPC起動したら、次のページを参照。

 

web.archive.org

 

このページの、

方法 1: スタートアップ修復 オプションを使って、 BCD ストアを修復します。

を実施します。ここで一つ注意すべきなのは、紹介されている手順の5。

5. 修復するオペレーティング システムをクリックし、 次へを次にクリックします。

実はこのとき、その修復すべきものが何も表示されないことがあります。何も表示されないときには、ドライバをインストールして見えるようにしろとか書いてありますが、何も表示されないまま、何も選択しないまま「次へ」をクリックすると、修復が始まります。

修復が完了したらPCを再起動。あとは、きちんと修復されていることをお祈りするのみです。

2019年2月5日追記

投稿当時はWindows Vistaを対象としていた。それ以降Windows 10まで、用語やツールの呼び名は変われども、基本的な手順に変わりはない。Microsoftサイトに掲載されている手順のリンクを掲載しておく。

support.microsoft.com