現金決済しか受け付けないスーパーがある。消費税増税、キャッシュレス決済とポイント還元に対応するためか、そのスーパーがPayPayを導入した。Paypayの様な電子マネー決済は私の好みではなく、クレジットカードを用いたいところだ。PayPayは事前にチャージした電子マネーだけでなく、登録したクレジットカードで決済することも可能なのだと知り、早速登録してみた。
まだ支払いは経験していないのだが、このアプリケーションの第一印象は良好なものではなかった。それはアプリケーションの操作、機能に関する情報が十分に提供されていないことについての不満によるものだ。端的にはヘルプ、サポートが提供する情報が十分ではないと感じた。
PayPayの場合、ユーザーが求める情報というのは大別して2種類に分けられるだろう。
- PayPayのアプリケーションに関する情報
- PayPayでの支払いに関する情報
特に1についての情報が何も提供されていない。この投稿では1についてのヘルプ的なメモを提供する。あくまでも私個人が調べた内容であり、事実とは異なる可能性があることには注意されたい。
公式サイトに用意されているサポート情報は、次のページから参照できる。
前述の通りの内容であり、私の求める情報が掲載されていないのだ。アプリケーションに関する情報は皆無に等しく、アプリケーション内にヘルプが用意されているわけでもない。
support.paypay.ne.jp
アカウント
アプリケーションに関する設定は「アカウント」を通じて対応する。アプリケーションの設定について、次の2つの機能が提供されている。
お支払方法の管理 | PayPayへのチャージ、銀行口座の登録 Yahoo!マネーやクレジットカードとの連携など |
セキュリティ設定 | PayPayアプリケーション起動時の認証など |
お支払方法の管理
PayPay残高にチャージ | 電子マネーとしてのPayPayにチャージする。 |
チャージ用の銀行口座の追加 | 電子マネーとしてのPayPayをチャージする際の出金元。 |
Yahoo!マネー連携 | Yahoo!マネーでPayPay支払いするための連携。 |
クレジットカードを追加 | クレジットカードでPayPay支払いするための連携。 |
電子マネーとしてのPayPayは「PayPay残高」と呼ばれている。私のセンス、感覚では不自然に感じるのだが、次のようなイメージなのだろう。
PayPay口座にチャージされている金額=PayPay残高
PayPayへのチャージ=登録した銀行口座からPayPay口座への送金
ちなみにPayPay残高から、登録した銀行口座への送金(出金)は現時点ではできない。対応時期未定ではあるものの、提供予定とされている。
support.pay2.jp
support.pay2.jp
Yahoo!マネーの支払いは勘違いしやすいかもしれない。Yahoo!マネーからPayPayへチャージするわけではない。あくまでも支払い手段の一つとしてYahoo!マネーを利用するための設定だ。
support.pay2.jp
クレジットカードを追加する場合、オプションで本人認証設定を求められる。本人認証することによって、5000円を超えるクレジットカード支払いに対応できる。
paypay.ne.jp
support.pay2.jp
ちなみにモバイルTカードとも連携できるのだが、それは支払い時の「お支払い方法」から選択する。勘違いしそうなのは、PayPayの支払い手段の一つとしてモバイルTカードを利用しているのではない、ということだ。Yahoo!マネーやクレジットカードの場合とは異なっている。
モバイルTカードのアプリケーションを起動せずとも、PayPayアプリケーションを介してモバイルTカードで決済することになる。
support.pay2.jp
セキュリティ設定
私が最も不満に感じているところで、この投稿のきっかけになったところだ。
ログインパスワード | PayPayアプリケーション起動時にパスワード入力を求めるようにする。 |
端末の認証を有効にする | PayPayアプリケーション起動時に、指紋認証やパターン入力など、端末独自の認証を求めるようにする。 |
携帯電話番号検索を有効にする | 謎の機能 |
「携帯電話番号検索を有効にする」には次の記載があるものの、具体的には謎な機能だ。
あなたの電話番号が送金先の検索結果に表示されます
「送金先の検索結果」とは何だろうか?送金先とは支払いした店舗のことだろうか?あるいはチャージの送金先であるPayPay社、ソフトバンクグループ株式会社の子会社および関連会社ならびに共同支配企業をさしているのだろうか。
そもそも、この機能を有効にしたとしてセキュリティが強化されるのかも分からない。この機能とトレードオフが分からないため、有効、無効の判断ができない。実際のところ、気分次第だろうか。
例えば「送金先の検索結果」を通じて携帯電話番号が流出するリスクを回避を優先するならば、無効にしておくべきだろう。しかし無効にすることで、具体的に何が失われるのか分からない。