これは2005年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものです。
Mr.BOO ! DVD-BOX (5,000セット限定生産)
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2005/08/26
- メディア: DVD
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最近は香港コメディと言えば、「食神」や「小林サッカー」のチャウ・シンチー。でも、昔は彼だった、マイケル・ホイ。Mr.Booシリーズで有名。そのマイケル・ホイのシリーズが、たのみこむの活動により再DVD化されることになりました。80年代、ゴールデン洋画劇場でよく放映されてたんだよなぁ。
でも、チャウ・シンチーとマイケル・ホイは単純にどちらが面白いかと比較できないんですね。と言うのも、後者のオリジナルは観たことが無いから。前者の映画は吹替え無しのオリジナルで観ていますが、後者は吹替えだけしか観ていません。前者はオリジナルで文句なしに笑えたし面白かったけど、後者はオリジナルだと、もしかしたら笑えないのかもしれません。面白かったのは、もしかしたら吹替えられていたからなのかも、ということですね。
ちなみに、「小林サッカー」のDVDはオリジナルだけでなく、コメンタリーもかなり笑えます。何でかと言うと、コメンタリーもチャウ・シンチーがやってるから。映画はレンタルでしか観ない人も、コメンタリーは観なかったりするでしょ?コメンタリーは観た方が良いよ。
で、このDVDの偉いところは、広川太一郎の吹き替え版を前面に押し出しているところ。そう、ゴールデン洋画劇場で放映されていたのと同じヴァージョン。広川太一郎の吹き替えは、オリジナルでそんなこと絶対言って無いのに...と思うようなことを平気でアドリブ挿入しちゃうこと。だから、ギャグも実はオリジナルのものと全然違ってたりする。
字幕でさえ、何とかオリジナルのギャグの雰囲気だけでも伝えようと努力するのに、広川吹き替えはそんなことお構いなし。でも、実はオリジナルよりも、そちらの方が断然面白かったりする。だから、80年代にゴールデン洋画劇場で放送された作品をオリジナルで観たところで、その面白さは伝わらないのかもしれない。そう考えると、たのみこむのスタッフは「分かってる」よ。
そんなわけで、少年時代にテレビで見た映画は、そのほとんどが吹き替え版。だから、場合によってはオリジナルよりも吹替え版のほうがありがたかったりするんだよね。個人的には特に香港映画の場合にそう思うね。特にジャッキー・チェンとか、サモ・ハン・キンポー。ボクの中では
はデフォルト。オリジナルがデフォルトではなく、あくまで吹替えがデフォルト。ルパンの声は山田康夫じゃ無いとダメ、みたいなもんですかね。