海外ではXperia Tablet ZにLollipopが配布されていますが、日本では配布されていません。タブレットはスマートフォンとは異なり、あまりパフォーマンス・ダウンを体感することもなく、買い替えの必要性を感じることが少ないです。新しいOSを導入するかはユーザー次第ですが、可能な限り長く使い続けたいものです。
Xperia Tablet Z (SGP312)、WiFiモデルをLollipop化するにあたって、
- boot loaderのアンロック対象機種の確認
- boot loaderのアンロック
- Lollipopの適用
の手順を紹介します。ここでは1を取り上げます。
念のため作業環境を記載しておきます。
対象機:Xperia Tablet Z (SGP312)、WiFiモデル
対象環境:Windows 7
Xperia Tablet Zのboot loaderをアンロックするには、Android StudioとFastboot USB driverを除いて、特別なツールは不要です。その手順は公式サイトで公開されています。
http://developer.sonymobile.com/unlockbootloader/
画面末尾のセレクトボックスから対象機種を選択することによって、まずアンロック対象機種の確認が紹介されています。
すべての表記は英語版に基づいているので注意です。ここでの手順は以下の通りです。いずれの操作もタブレット上で行います。
1.Contactsを起動する。
2.画面右上からSettingsを選択する。
3.画面空欄を5秒程度長押しする。
長押しする場所はホームボタンのちょうど真上、下記キャプチャ画像でまさにボタンが表示されているあたりを数秒押し続けているとEnter service codeと記載されたボタンが表示されます。
4.ervice code入力画面が表示されるので、次のコードを入力する。
*#*#7378423#*#*
5.新たに表示された画面にて次のメニュー項目を辿る。
Service info > Configuration > Rooting Status
6.Bootloader unlock allowedにYesと記載されていれば、アンロック対象機種です。後の手順で使用するのでIDIDに記載されている番号もメモしておきます。
ここまで実施したらwebブラウザへ戻ります。上記Unlock your boot loaderのサイト下部にあるContinueボタンを押下し、次の画面でメールアドレスを入力したら、Submitボタンを押下します。
しばらくすると、boot loaderアンロック手順を紹介するURLを記載したメールが届きます。
ここからboot loaderのアンロックに着手します。
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