Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

バナナのフランベ

これは2004年に投稿したエントリーに加筆、修正のうえ、以前のブログから引き継いだものです。
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フランベと言う調理法があります。材料にお酒(ラム酒、ブランデー、リキュールなど)をふりかけ、火をつけてアルコール分を飛ばして香りを付ける調理法です。フランス料理の温製デザートで利用される調理法です。
フランベは手早く行う調理法です。慣れれば、夜、少しお腹が空いたときでも、ささっと調理できますよ。食べなれた果物を、フランベして食べるといつもとは違った味わいが楽しめて新鮮です。

個人的にはバナナ、リンゴのフランベがお勧めです。特に前者は未熟なバナナ、完熟のバナナで2通りの楽しみ方があります。味が全然違うんです。早速、バナナのフランベのレシピ紹介です。

まず、調理に取り掛かる前の心得。フランベはスピードが命です。一通りの手順を手際よく流していく必要があります。さもないと、焦がしますよ。気持ちの準備が整ったら、材料を揃えて調理に移りましょう。

[注意!]
フランベでアルコール分を飛ばすときには、大きく火が上ることがあります。調理にはくれぐれも注意してください。また、アルコールが燃焼する際にガス警報機が鳴り出すこともあります。隣近所の迷惑にならないように注意してください。調理中、換気扇は必ず回しておきましょう。

[材料]
1.バナナ1本
2.マシュマロ1個
3.バター1片
4.料理用ブランデー

2は砂糖、グラニュー糖でも代用可能です。4はお好みで

ラム酒
オレンジ・リキュール
コアントロー

でも良いでしょう。

[下準備]
フライパンに火を入れる前にバナナをスライスします。縦でも輪切りでもかまいません。個人的には輪切りが好みです。バナナは火が通りやすいので、1スライス1Cmくらいが適当でしょう。

[調理]

  1. フライパンを軽く熱して材料3を溶かします。くれぐれも焦がさないように。
  2. 1へ材料2を投入します。焦がさないように、溶け始めるのを待ちます。
  3. 2がある程度溶けてきたら、材料1のスライスを投入します。
  4. 溶けたソースがからまるように、フライパンをゆすりながら火を通します。
  5. 火が通り始めたら4を注ぎます。
  6. 5に火を移します。火が消えたら出来上がり。

バナナは意外と火の通りが早いです。4では火の通り加減に注意してください。バターやマシュマロ(砂糖)を焦がさないようにする配慮も必要です。

一番危険なところが6です。冒頭でも触れましたが、アルコールの燃焼時にはくれぐれも注意してください。

フランベすると、固めの未熟なバナナも柔らかくなります。昔は高級な果物だったらしいバナナですが、今はごく庶民的でしょう。また、バナナ・ジュースなどなぜか郷愁を誘うような懐かしさが感じられたりします。けど、この調理法だとお酒の香りと合いまった、芳醇なバナナの味、香りが堪能でき、今までとは違う感覚を味わえるはずです。

完熟のバナナはすぐ火が通ります。ヘタに形をとどめてフランベしようとするよりも、いっそあきらめてペースト状になるまで火を通してみてはいかがでしょうか?ペースト状のそれをトーストに縫って食べてもおいしいですよ。

最後に一点警告です。バナナのフランベは意外とカロリーが高いです。ペースト状のそれをトーストに付けていただくことは、1日のロケット・スタートにはお勧めです。ただ、夜食にいただくときは注意してください。ニキビや肥満の元になります。