ベンチマーク
前日比順 | 年初来順 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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海外
中国、インド、ブラジル
香港 | 4.13 | 0.68 | 4.16 | 3.55 |
上海 | 4.15 | 1.16 | 3.61 | 2.88 |
ムンバイ | -0.02 | 0.30 | 0.66 | -0.31 |
1309 乖離率 | 4.57 | 1.90 | 3.61 | 0.93 |
1325 乖離率 | 1.27 | -0.05 | 0.16 | -0.30 |
1678 乖離率 | 0.25 | -0.29 | 0.32 | 0.11 |
1309 中国 |
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1325 ブラジル |
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1678 インド |
中国株式市場でシステム障害と遅延、待望の景気刺激策で買い殺到
中国の景気刺激策を受けて、中国市場はシステム障害を起こすほどの活況となった。ニュースから約1時間後、このニュースを織り込もうとしたと思われる急騰の動きが、中国ETFに現れた。
興味深いのは、急騰後、すぐに反転し、急騰直前の水準に復帰したことだ。
昨日まで、乖離率が3~4%を超える水準で推移していたこともあり、正常な水準が強く意識されたのかもしれない。42000円で大引けを迎え、乖離率は1%未満に落ち着いた。
日足は十字線で、直前に2度、大きく窓を開けていることもあり、大きな調整があるかもしれない。
月足5年チャートを見ると、目先の天井として43000円が意識されているように見える。これを超えると、次は47000円、その先に50000円がある。
石破ショック
今日の日本市場は自民党総裁選での高市早苗選出を想定したご祝儀の一面があった。思惑に反し、石破茂が選出され、日経平均先物は一時2000円ほど下落し、現在は約1000円下落の38000円台を維持している。
特に石破が口にしている
が織り込まれているのだろう。
注意したいのは、岸田政権当初にも株安の局面があったものの、結果として80年代バブルを超えるところまで株価が上昇したことだ。石破政権には円高株安の印象を伴うのだが、印象通りに受け取ることはできない。
頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方
ChatGPT関連の書籍は、いわゆるインフルエンサー的な人たちにとって、効率の良いお小遣い稼ぎの場になっているのではないだろうか。先日読んだ『面倒なことはChatGPTにやらせよう』*1に続いて、読後感は最悪の一冊だった。著者も出版社も異なるとは言え、こうも同じことを見せ方だけ変え、平気で出版できるものだと、うんざりさせられる。
- ChatGPTとブレストする
- ChatGPTにプレゼンテーション資料を作らせる
- ChatGPTにデータ分析させる
- 日本語表示させるのに、フォントをアップロードする
などなど
『面倒なことは~』は、著者が東大松尾研所属のインフルエンサー的エンジニアが著者だからか、技術書として扱われている。一方、こちらはデジタルハリウッド大学の教授だからか、ビジネス書として扱われている。いずれにせよ、ほとんどの内容は同じなのだから、定価1700円は『面倒なことは~』に比べてリーズナブルではある。一昔前ならばムック同然の書籍だ。
タイトルに「頭がいい人の」と冠されているように、「頭がいい人」がやることを真似したい人たちを読者として想定しているのだろう。そのように真似て自身の生産性を向上したいと思えば、1700円という対価も投資とみなせるのかもしれない。
ところが、生成AIを用いずとも、普通にネット検索すればたどり着ける情報ばかりがまとめられているのだから、実際ところ、そのような情報を取りまとめた手間賃とみなすのが妥当だろう。それにしても、いちいち検索するよりもタイパが良い、ということであれば投資とみなせるのだろうが。そういうことならば、私ならこうするだろう。
Claudeに「いわゆる「頭のいい人」は、どのように生成AIを活用していますか?」尋ねてみたときの応答だ。さらに個別の関心事項について応答を繰り返せば、本書と同等の情報を入手できることだろう。
このような書籍を大量に出版する意義があるのだろうか。