ひふみワールド | 0.52% | 122.86 |
TOPIX | 0.08% | 107.26 |
さわかみ | -0.13% | 106.89 |
ひふみ投信 | 0.11% | 103.17 |
ポートフォリオ | 0.45% | 103.12 |
ひふみらいと | -0.05% | 102.02 |
日経平均 | -0.03% | 101.02 |
横浜市長選挙の結果が相場に反映されるのではないか、と懸念していたのだが、何も起こらず。相場は何も考えず、放置状態。
暑さは大したことがないのに、不快で何もやる気が起きないのは、やはり湿気のせいだ。夜になっても湿気が治まらない。
階級(クラス)
原題は『Class: A Guide Through the American Status System』。1983年にアメリカで出版された本だ。当時の社会階級、その特性が説明されている。日本では1987年に出版された。アメリカも日本も、どちらも階級社会ではないのだが、社会的な階級は歴然と存在している。
「平等社会」アメリカのタブー
副題にある通り、階級についての話題はアメリカではタブーとされているのだが、厳密には政治や宗教のように気まずい話題であり、割けるのがマナー的なニュアンスでの”タブー”なのだが、日本ではどうだろうか。
日本においては、特に底辺クラスの人々から見た、トップクラスの人たちを揶揄しながらも、社会的にも物質的にも自分たちより上位に存在していると認めている表現として、「上級国民」というスラングは非常に的を射ている、と私は感じている。
80年代の状況を背景にした論考でありながら、本質的な事柄は現在にも継承されている。階級を取り巻くアイテムや題材は異なれ、本書で説明されている事柄は、2020年代の現在においても十分ものだ。
本書からの情報を得たうえで現代社会を顧みれば、特にSNSに見られる上昇志向、より上級に見せようとする振舞いは、まさに本書で触れられている事柄なのが分かる。そして、これがアッパーミドルから中流クラスにかけて見られる傾向であることも、本書の説明通りなのが面白いところだ。