Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

20210723

https://www.tumblr.com/espio999/185163952268/%E7%9F%A5%E8%AD%98%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%BE%A9%E4%B8%8A%E9%AB%98%E3%81%84%E7%9F%A5%E8%83%BD%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A4%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%9A%84%E7%B5%8C%E6%B8%88%E7%9A%84%E3%81%AB%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%81%99%E3%82%8B%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A0%E3%81%9D%E3%81%86%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8C%E3%81%B0%E7%9F%A5%E8%AD%98
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ファンドマネジメント

山崎元の『ファンドマネジメント』を読み進める。内容はとても分かりやすいのだが、文章が長く、理解しづらいところがある。漢字の代わりに平仮名が多用されている。加えて、いわゆる「おじさん文法」の反対だ。とにかく読点がない。「おじさん文法」と言われるくらいなので、「おじさん」特有の記述なのだろうと思うが、端的に言えば、年齢に比例して読点が増えるとは思えない。おそらく、年齢よりも社会経験を重ねることで、次のような事柄を意識するようになったのではないか、と考えている。

『ファンドマネジメント』は1995年に出版されている。当時、山崎元氏は37歳だった。まだ「おじさん文法」には到達しない年齢だろうか。

今日まで読んだ範囲で印象的だったのは、近代ポートフォリオ理論についての解釈だ。近代ポートフォリオ理論では、いわゆる「均質で摩擦のない世界」を前提としている。情報は市場に行渡り、その解釈も均一だ。仮に市場価格が誤ったとしても、裁定取引によって、直ちに是正される。

実際のポートフォリオ運用においては、市場ポートフォリオに対する感応度に基づいて、リスク、期待リターンを計算することになる。ポートフォリオ運用の結論を、実際の運用に反映しているわけだが、その結論を利用することは、理論の前提条件に対する反証になっている。つまり、市場は「均質で摩擦のない世界」ではないことになる。