Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

20210615

ここのところポートフォリオのパフォーマンスが悪く、他のベンチマークに追いつかれようとしている。特にTOPIXとの乖離は1ポイントを切った。

日経平均 0.96%
TOPIX 0.80%
さわかみ 0.69%
ひふみ投信 0.53%
ひふみワールド 0.51%
ポートフォリオ 0.08%
ひふみらいと -0.11%

循環物色の一環とはいえ、TOPIX日経平均が順調に上昇している。今日は材料、運輸、証券系が下げた。資産全体の中で、あるものが上昇し、あるものが下降しても、全体として上昇していれば良い。とはいえ、自分で運用しているポートフォリオだけが取り残されたように動くと、やはり気分は良くない。
たとえ、それが循環物色の一環で、別の局面では立場が逆転するとしてもだ。循環物色が、常に循環しているとは限らず、自分のところに戻ってくる前にトレンドが変化することだってあるのだ。


ポートフォリオの動きが悪いのは、モメンタムに顕著に表れている。5営業日ではマイナス、10営業日では債券運用(ひふみらいと)並みだ。

5営業日 10営業日
TOPIX 0.71 2.73
日経平均 1.74 2.28
さわかみ 1.05 2.19
ひふみ投信 1.30 2.79
ひふみワールド 1.92 2.94
ひふみらいと 0.48 0.64
ポートフォリオ -0.77 0.63

原因は分かっている。

外市ETFの変動 流動性が低く、上下動が激しい。
構成比率が高く、影響も大きい。
個別銘柄の急落 減収減益の決算発表の影響。

この二つの下げが大きく、他の構成銘柄の上昇を相殺している。

構成比率が高く、流動性の低い銘柄は、少しずつ利益確定していくことを考えていたところでの急変動、特にその上昇幅を見ていると、利益確定を躊躇してしまう。もう一つ上値を狙えるのでは内科、と期待してしまうからだ。

減収減益の決算発表で、株価が上昇している、という銘柄の話題をよく聞くのだが、私の場合は例外だった。理屈通りに下げ、年初来安値も更新した。

時間を作る

「時間を作る」という表現がある。一日24時間は、誰もに一律等しく適用されている条件、あるいは共通環境なので、それ以上に時間を作り出すことができないのは当然だ。この表現が想定しているのは、

  1. 事実上、何もしていないに等しい時間を、何か他の生産的なことに費やす。
  2. これまでよりも短い時間で対応することによって、差し引きで生じた時間を別のことに割り当てる。
  3. あることをするのをやめて、その代わりに別のことをする。

2については異議がある。ビジネスの現場では、便宜上、時間をお金に換算することがある。例えば、つぎのようなことだ。

  • 毎日30秒短縮できた。
  • 1か月(20営業日)では10分短縮できたことになる。
  • 結果として、コストにして**円の削減になった。

厳密に言えば、毎日短縮した時間を合算し、月末に短縮できた10分で他のことをする、という時間の使い方はできない。毎日短縮した30秒は、その日のうちに紹介しなければならず、それが本当にコスト削減に通じているとは限らない。これはあくまでも「便宜上」の表現でしかない。

実際の含意は1、3になるのだろう。端的にはトレード・オフだ。時間を作り直しているのではなく、割り当て直しているのだ。