積極的に投資していると、可能な限りの現金を投資に回すため、預金口座にはお金が残らないのだという。程度は人それぞれだろうが、資産価値が上昇する前提では、現金比率を最小限にし、可能な限りの現金を投資に回すことだろう。
結果として、現金が必要となれば、上昇余地のある資産を現金化しなければならず、それはそれで資産持ちでも資金繰りには悩むことになるのだそうだ。贅沢な悩みだと思うが、家賃やクレジットカードの支払いを目前にすると、確かに現金化したくない気持ちが湧き上がってくる。
長期的には資産価値が上昇するというインデックス投資的な考えを信じていれば、これから値上がると思っているものを手放してしまうのは、相場の状況に関わらず、残念な話だ。
アメリカの景気
アメリカの景気について、夜トレ配信で、気になる話題を話していた。
- アメリカでの人手不足
- 時給$20で募集しても、人が集まらない。
- 人件費、原材料価格の高騰
アメリカの景気が良く、アメリカの製造工場へ、日本から部品を送る必要がある会社の話題。
- 海運コストの上昇
- USの港で人手不足、働く人がいない
- 荷受けできない
- 順番待ち
- 2~3か月の停滞リスク
ワクチン接種後の経済再開から、アメリカの景気が良くなっていると言われているが、いずれの話題も景気の良さに水を差すリスクに見える。人件費、原材料価格の高騰、商品の供給不足から物価は上昇するかもしれない。この物価上昇は景気の急回復によるものではないのだが、テーパリングを実施するだろうか。
この話題に関連したことを、先日も投稿していた。
impsbl.hatenablog.jp
youtu.be
半導体
もう一つ、物不足に関連しているのが、半導体についての話題だった。
結果としてシリコン・サイクルが起こらない、あるいはサイクルの変動がマイルドになる?
半導体関連銘柄はいわゆる値嵩株だが、長期投資対象になり得るだろうか。
youtu.be
Z世代は選ばない 買い物はSNSの「お薦め」
膨大な情報にさらされている人は、自分で判断するよりも、推奨されたものを選ぶことを好んでいる、という話題。自分で探して見つけ出すよりも、疲れないし、効率的なのが、その理由だ。
個人の嗜好に合った投稿や広告を表示するパーソナライズ機能がある。
というが、このような人たちは、どこまで真に受けているのだろうか。そのようなマッチングはせいぜい
- 性別
- 年齢
- ロケーション
- 趣味などの事前登録情報
に基づいて、統計的に相関の高い情報を提示しているだけだ。結果として提示されるのは、その個人にマッチした、「あなたのため」の情報ではなく、全体の傾向に合致した「あなたのような人のため」の情報になるのだが、それは真に「マッチング」された情報と呼べるのだろうか。
さらに言えば、統計の根拠となっている情報は過去の傾向であり、それによって提示される情報は、常に過去の実績に基づいた傾向に基づくことになる。新規性のある提案がなされるわけではなく、何か新しいことに触れる機会を喪失することに繋がるとも思うのだが、ユーザーは、それでも良いのだろうか。
そして、さらに気になったのが次の一言だった。
「内容が難しくてわからないから、ついつい読み飛ばしてしまうことが多い」
彼らが考えている「効率」というのは、一般的に定義されている「効率」とは違うものではないのだろうか。
www.nikkei.com