本
『1分間プログラミング』は、初心者未満の人を対象とした書籍だ。書籍冒頭の説明から察するに、特に初めてプログラミングを学ぼうとしたものの、諦めた人を意識しているように感じた。おそらく多くの人は、プログラムを学び始めるに際し、漠とした成果物とし…
しばらく触っていない技術へのキャッチアップとして、今回はAndroidを再訪した。開発言語がJavaからKotlinへ、ライブラリもJetpackがリリースされ、キャッチアップの程度は「おさらい」を超えて、「やり直し」の範囲に達するものだった。再訪の道案内として…
この書籍で紹介されているのは、いわゆる手抜きレシピだ。「手抜き」というのは 手間をかけない 手間がかからない ということだが、意図してそうするか、結果としてそうなるのか、では同じ「手抜き」でもニュアンスが異なるだろう。この書籍の場合は後者だ。…
技術書は、私がよく読書するジャンルの一つだ。何らかの目的やノウハウに特化したものを選ぶ機会は少なく、特に初心者向けの汎用的な内容のものを選んでいる。 何より初学者の時点においては、対象となる話題への知識があるわけでもなく、結果として書籍の内…
『神様はつらい』は旧ソ連のSF作家、ストルガツキー兄弟による、1964年の作品だ。1970年に出版された『世界SF全集24』に収録されている。2013年に『神々のたそがれ』として映画化され、2015年に日本でも公開された。SF小説を含む、娯楽小説の中に異世界転生…
プログラム言語の習得において、どの言語から勉強を始めるのか、はあまり意識されることがないのだが、かなりの重要事項だ。最初の言語学習を通じて養われた知見、認識が、2つ目以降の言語を学ぶ際の橋渡しをしてくれる。さらに異なる言語の学習を続けると、…
今年やり残したことを消化する時期がやってきた。今回紹介する書籍に目を通すことも、そのようなやり残しの一つだった。本書は9月に頂いたものだ。せっかくの頂きものなので、年内に目を通して、何らかの記録を残しておこうと考えていた。頂きものだからと…
これは2006年に以前のブログへ投稿したエントリーを加筆、編集したものです。興味本意で購入した一冊が、心動かされる一冊だった。OSが動作する仕組みから、GUI Windowのグラフィック描画、マルチ・タスクまでを、ユーザー自身がコードをタイプしながら学ぶ…
先の3連休中に、C#の初心者向け書籍を3冊読んだ。その中の1冊が、今回紹介する書籍だ。おそらく他の2冊を読んだ関連からなのだろう、この1冊をAmazonのレコメンドが紹介した。たまたま当時の価格が無料(2019年1月29日時点では250円)だったのでKindleでダウ…
中学時代、理科は得意科目だった。当時の授業は今でも覚えている。担当の先生は授業中に、「サボテンの葉が針状なのはなぜか」といったテーマに関連するものの、教科書には答えが載っていない問いかけを提示し、自分で考えて回答を導き、発表することを生徒…
嫌煙であったり、ジム通いで保険料が割引されたり、巷の話題や事象に健康が反映されることが多くなってきた。それは健康意識が高まった帰結というよりも、テレビが体に良いと言えば、ココアや納豆が店頭からなくなるような、異様な側面もある。ここでいう「…
ジョン・ル・カレの作品に登場する人物には、作者自身のスパイとしての知見、経験が反映されている。例えばスマイリーという登場人物は、ある作品では物語の主人公であり、別の作品では物語の語り部である。例えば『影の巡礼者』という作品は、新人研修コー…
『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』とは、NPR (National Public Radio)の番組に応募されたストーリーのうち、選りすぐりを1冊にまとめたものだ。応募に際し、ストーリーは次の条件を満たす必要があった。 実話であること。 短い話であること。 この前…
本多清六は、実業家ではなく林学者だ。ドイツ留学した本多の恩師から次の忠告を得、貯蓄と投資で財を成した。 おまえはよく勉強するが、貧乏生活を続けてはならない。でなければ、金のために心にもない屈従を強いられるようになる。そうなれば学者の権威も何…
アーサー王の物語というのは、それ自身に直接触れたことはなくとも、それをモチーフとして採用した作品を通じて、間接的に触れ合っていることがある。例えばゲーム・ブックの『グレイルクエスト』シリーズはアーサー王の世界を冒険する作品だし、『伝説のオ…
iOS12からScreen Timeという、どのようなカテゴリ、あるいはアプリにどれくらいの時間を費やしているのかを集計、サマリーする機能が追加された。Android Pieでも、Digital Wellbeingとして、同様の機能が追加されるという。 いわゆるスマホ中毒的な話題は、…
これは2005年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。ダグラス・クープランドの邦訳最新刊ですが、すでに2001年の本。なぜかこれ以降の作品が邦訳されていません。 取り上げる題材と、そのポップな仕上げ方から、ダグラ…
これは2007年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。ビジネス選書&サマリーというメール・マガジンがある。毎週、メルマガ作家が選んだ書籍のサマリーを配信するというもの。 読みたい本があっても、そのすべてを読む…
これは2006年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。フランス人と言うとスノッブで気取ったイメージ、特にそれが社会分析や哲学の分野だと、フランス文化賛美やハリウッドをはじめとするアメリカ批判で更に尊大なイメ…
これは2007年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。PMBOKは良い実務慣行として一般的に認められているものをまとめたものです。別の表現をすると、それは知識の羅列でもあるため、 ある知識が、どのようなことを意図…
闇株新聞の本日のエントリーこのようなことが書いてありました。http://yamikabu.blog136.fc2.com/blog-entry-1624.html その「ある疑念」とは、中国の経済低迷による世界的な景気減速や原油など資源価格の急落、それに人民元下落と上海株式急落による世界的…
これは2006年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。日本が誇る世界ブランドの一つ、田宮模型の創始者、田宮俊作による自叙伝。そのハードカバー版が文庫本として再版されたもの。文庫本化に当たり、ハードカバー版で…
これは2007年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。初めて接する、学ぶ事柄について、そのものズバリを懇切丁寧に教えてもらったところで、その内容と教わる側の認知構造が合致しなければ、中々モノにはなりません。…
これは2006年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。国連第2代事務総長、ダグ・ハマーショルドの1953年から1961年までの日記。日記とはいえ、今日どういうことをした、どんなことがあったといったものではない。ある部…
これは2008年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。投資関連の書籍で紹介される成功例、その典型として挙げられるのが、著者自身の体験談のように一般化できない事例だ。市況は常に変化しており、紹介される方法を実…
これは2006年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。先生のための先生が書いた本。学習について、その仕組み、どのようにすれば学習内容が印象に残るのか?そのためにはどのような工夫をしなければならないのかを、事…
これは2004年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。政府公認で自殺ができる世界で、人間心理の闇を探る問題作という紹介がされていますが、そんな大層な印象は感じられませんでした。どうしてそのような法律が執行さ…
これは2007年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。『カモメのジョナサン』といえば、夏休みの課題図書の定番だ。新潮文庫の夏のラインナップにいつも並んでいた記憶がある。タイトルだけは見かけるものの、実は一度…
これは2007年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものです。みんな、本を読まなくなった、と言われて久しいけれども、BlogやLife Hackの影響か、そんなことが語られていた当時に比べると、みんな本を読むようになったんじゃないの?と感じて…
これは2009年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものです。先月からとある講義に参加しているのですが、これが6時間半ぶっ通しで全部英語の授業。 ITエンジニア同士の英会話では、会話の端々の言葉すべてを理解できなくても、専門用語のお…