これは2011年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものです。
Sony Tablet Sを購入しPCへ接続する。ただ繋ぐのではなく、ADB (Android Debug Bridge)が認識するように接続する場合、ひと手間、ふた手間必要です。その手順を紹介。
接続までの大まかな流れは以下の通り。
このエントリでは4までの作業が完了している前提で、5からスタート。開発環境導入がまだの場合は導入編、ADB用ドライバのインストールがまだの場合は接続編からどうぞ。
ADBの再起動。
すでにADBはバックグラウンドで起動しています。Sony Tabletを認識させるため、ADBを再起動するのですが、その前にここでふた手間。adb_usb.iniへ接続編で確認したベンダーIDを追記します。具体的には以下の手順です。
①コマンドプロンプトを立ち上げる。コマンド実行。
android update adb
adb_usb.iniファイルが生成されました。生成場所はユーザーのホーム・フォルダ。今Windowsにログインしているアカウントがkantaroだとするとこんな感じ。
C:\Users\kantaro\.android
②adb_usb.iniへベンダーIDを追記する。
ベンダーIDは接続編の「4.ADB用ドライバのインストール。」、②の作業で確認しました。16進数で記述する必要があります。具体的には次の1行の追記です。
0x054C
ここまで実行したら、改めてadbを再起動します。コマンドプロンプトから次のコマンドを実行。
adb kill-server adb start-server
接続確認。
ここまでできたら、実際にADBがSony Tabletを認識しているか確認です。DDMS (Dalvik Debug Monitor Service)を起動して確認します。DDMSはAndroid SDKのtoolsフォルダに格納されています。具体的にはコレ。
C:\Program Files (x86)\Android\android-sdk\tools\ddms.bat
これを起動すると、Debug Monitor Windowが表示されます。何やら機械が表示されていたら成功。こんな感じです。
ファイル・メニューの「Devices」からScreen captureを選択すると、Sony Tabletの画面をスクリーン・キャプチャすることもできます。Sony Tabletのトップ画面で記念撮影しておしまい。
お疲れ様でした。