これは2011年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものです。
Sony Tablet Pは携帯性を重視したHoneycomb端末ですが、なぜか付属のACアダプタはその点をあまり重視していないような印象です。Sony Tablet Pに限らず、ある種のソニー製品、たとえばPSPやSony Readerにも言えることなのですが、
- アダプタ本体とは別に電源コードが付属している。
- そもそもアダプタが添付されておらず、別売りな場合もある。
- 公式アクセサリとして少々お高い。
などなど、何かと不便を感じさせるところがあります。
Sony Tablet Pのアダプタの仕様は公式サイトによりますとこんな感じです。
ポイントは、
- DC出力:5V、2.0A (2000mA)
- プラグ:EIAJ RC5320A TYPE2 ※この情報は、公式サイトには記載されていません。
であれば、ソニー、並びにアダプタ製造、販売元のサポート、保証対象外ではありますが、Sony Tablet P用として、技術的には流用可能であることです。
で、このような仕様のアダプタを利用している製品が何かと申しますと、身近なところでPSPが挙げられます。PSPのアダプタ情報を確認すると、こんな感じです。
要は3rd party含め、PSP用のアダプタとして販売されているものの中に携帯性も含め、Sony Tablet Pに最適なものがあるのではないかと。で、個人的な結論からすると、価格、信頼性においてこの製品がジャスト・フィットな印象です。
ELECOM PSP用 充電用ACアダプター ブラック GM-ACPSP
「定格5V、2Aの高出力仕様」とパッケージにシールされています。スリープ時の充電だけでなく、Sony Tablet Pを充電しながら利用しても支障をきたすことなく、電力を安定供給してくれます。
実売価格もSGPAC5V2の約1/3ですので、サポート、保証対象外のリスクを取れるならば文句ないですね。
さて、ここからは余談。Sony Tablet Pのバッテリ・ライフはこんな感じ。
WiFi/3Gでのweb閲覧を前提に約5-6時間、一方、充電時間は約7.5時間。利用時間よりも充電時間の方が長いという、Sony Tablet Pは大食いな携帯端末です。
ちなみに、先ほどのバッテリ・ライフですが、これは次のような方法で測定された結果です。
GSMA TS.09 動作時間測定法(Ver.6.0)に基づく測定条件について
ポイントは次の2点でしょうか。
- グーグルアカウントを削除する
- 画面の明るさの自働調性をOFFにする
ユーザーの利用実態としてこのような運用はあり得ないでしょうから、実際のバッテリ・ライフはより短くなることことでしょう。
そしてバッテリーはリチウムイオン。放電、充電を繰り返すたびに寿命を縮めるだけでなく、最近は供給の安定しない電源(たとえば乾電池を利用したモバイル電源)による充電が行われる場面もあり得ます。
そもそもの端末自体の特性として、より電力を消費してしまう次のような事柄もあります。
- 大画面2枚構成、バックライトも2つ→電力消費大。
- 同期、位置情報取得など通信も多い→電力消費大。
ですので、Account Managerの一件はおいても、ソニーが端末発売に合わせて、このようなキャンペーンを展開するのも無理はないかなと思うのですね。