Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

ある日どこかで - SOMEWHERE IN TIME

ある日どこかで (字幕版)

これは2004年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものです。

熱烈なファンを持つ、最高に美しいラブ・ストーリー。公開時には酷評され、日本でも2週間しか公開されなかった作品であるが、その後CATVでの放送を通じてファンを拡大し、昨年たのみこむを通じて再販、DVD化された。個人的にも1票を投じたので思い入れがある。


驚かされたのはほとんどの投票者が同じ番組を通じて作品に魅了され、票を投じていたこと。関西ローカルで不定期にあるテーマをまとめた映画を深夜放送する「シネマ大好き」と言う企画があった。私を含め、皆それが同作品に触れる機会になっていた。私が中学3年生のときだから、この投稿から14-5年前の話。良い作品とその印象はみんなの記憶に残っているものなのだと言うことを実感した。

クリストファー・リーブはスーパーマンで有名だが、そのイメージが強すぎるからか、他にパッとした出演作品が無い。95年に落馬事故で全身麻痺になったが、脊髄損傷と戦うためのNPOを設立し、その研究に貢献するために研究センターも開設している。また懸命なリハビリにより、車椅子での映画出演ができるところにまで回復していた。スーパーマンでヒーローを演じた彼は、闘病生活を通じて、障害者をはじめ多くの人たちに勇気と希望を与える現実のヒーローとなった。
このラブ・ストーリは彼の人間性をあらわすかのごとく、クリーンで清廉なイメージで構成されている。余分なラブ・シーンは廃し、愛情表現はすべては台詞と演技で表現され、実際の行為を演じるようなことはしない。その演技を修飾するのは美しい映像と音楽だ。

===[鑑賞前の心得]===
なんとなく友達や彼女とは一緒に見ないほうが良い気がする。あくまで気がするだけだが、私なら絶対にしない。しかし、夫婦が揃って観るには良い映画だと思う。そんなイメージの作品だ。

===[居眠りポイント]===
音楽も静かで綺麗、テンポの速い進行でもなく、観ていて眠くなりそうな懸念はある。

===[一言ストーリー]===
肖像画に描かれた女性に恋した主人公は時間を越えて当人と出会う。しかし、時間の障害には打ち勝てずその愛は成就しなかった。