これは2007年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。
漫画家を志したきっかけから、連載執筆時の感覚、そしてBLAME!*1やBIOMEGA*2に対する想いが語られています。
前者にたいしての興味深い発言がコチラ。
『ウィザードリー』のようなゲームであったり、昔に流行した「ゲームブック」のような、小説としては全くの未完成だけど受け手が次の展開を選んで冒険できる作品に惹かれていたので、読み手が能動的に解釈して楽しめるものになればと思ってました。
BLAME!については設定やストーリーを理解するための情報など、劇中で語られることがほとんどなく、すべては読者の解釈に委ねられている印象だったのですが、それは作者の意図したとおりだったのですね。
また逆にBIOMEGAに至っては、非常にわかりやすいストーリーなのですが、
『BLAME!』とは逆のことをやりたかったので、スルっと読めるものを描きたいと思ってます。自分なりにカッコ良いと思う王道のヒーローものですね。しかも、かなり非現実的な内容で。
とあるように、やはりこれも作者の狙い通りのことだったんですね。さらに、
現代の世の中も、偉い人たちがバカバカしいことをしていると気づいてもらえたらな、という気持ちは……一寸もないです(笑)。何も考えずにスルッと読んでもらえるような作品を目指してます。
という発言にあるように、かなり分かりやすい展開を目指しているようで、に何か突き抜けたものを感じてしまいます。
一読者として今後の展開に、ますます期待が膨らみます。