Technically Impossible

Lets look at the weak link in your statement. Anything "Technically Impossible" basically means we haven't figured out how yet.

フランクリン・プランナー+GTD

これは2006年に以前のブログへ投稿したエントリーを加筆、整理したものです。

フランクリン・プランナー的GTD (Getting Things Done)、もしくはGTD的フランクリン・プランナーのススメです。

時間管理の手法としてのフランクリン・プランナー(以下FP)は、ベスト・プラクティスと言うよりも、フレーム・ワークとして解釈するのが良さそうな印象です。
impsbl.hatenablog.jp
フレーム・ワークとして捉えることによって、一度にすべてを吸収、実用するのではなく、自身にとって必要な機能、もしくは有用な機能を抽出して、それだけを実用すれば良いと言う考えです。

しかしながらFPの本質は、自分自身にとって有意義なことに費やす時間、もしくは自身の人生の追求であるのに対して、GTDの本質は、効率的に物事に取り組むことに対する追求ですから、FPのフレーム・ワーク的活用は、それ自身の本質を見誤ってしまうのではないか、という懸念もあります。
一部の機能(例えば価値観とか役割とか)を上手く活用できないことによって、全部を実現しようとしながら頓挫させてしまうことに比べたら、少しでも有効活用するだけマシであると考えます。

FPの機能は、

  1. 価値観
  2. 役割
  3. 目標とそのBreak Down
  4. 週間計画
  5. 日々の計画
  6. レヴュー

特に3以降の機能は、細部、目的の差異はあれども、やっていることはFP、GTD共通です。ならば、両者の要素をオーバーラップさせて実用すると、お互いが追求している本質の相乗効果が得られるかもしれません。例えばこんな感じです。

  1. GTD的に気になること、やりたい事をリスト・アップ。
  2. 価値観、役割の設定
  3. 1の項目を2の項目で分類
  4. 3の項目を時間管理matrixに基づいて分類。
  5. 4の項目をBreak down
  6. 週間計画
  7. 日々の計画
  8. レヴュー

価値観や役割の設定が難しい人は2を飛ばします。FPの本質は失われてしまうのですが、価値観や役割にとらわれず、有意義かどうおいて、少なくとも自分自身で気になっている、やってみたいと思っている事柄について、GTDがカバーしてくれています。

従来の個人的な優先順位、タスク分類というGTD昨日の代わりに、FPの時間管理matrixを用います。そうすることで、
・いつかやること
・将来やりたいこと
的な長期プロジェクト的項目、もしくはそれに関連するタスクの優先順位が、従来に比べて上昇することになると思います。いつもは物事の純粋な優先順位(緊急度)、もしくはビジネス的な損得の要素による優先順位設定に伴う、短期視点での計画に対して、長期視点での計画、取り組みをカバーすることができます。

FPの目的志向なアプローチに対して、GTDの欲求志向、効率志向なアプローチが、もしくはその逆の組み合わせにより、お互いの足りない部分、弱い部分を補填、補強します。