2016-06-09 神は日本を憎んでる - God hates Japan 本 これは2005年に投稿したエントリーで、以前のブログから引き継いだものに加筆したものです。ダグラス・クープランドの邦訳最新刊ですが、すでに2001年の本。なぜかこれ以降の作品が邦訳されていません。 取り上げる題材と、そのポップな仕上げ方から、ダグラス・クープランドはお気に入りの作家です。作品ごとに題材は違えども、ドロップアウトと虚無な日常、というテーマが通底しています。ダウナーな世界が軽快でポップな味付けで描写されるのですが、ここでのポップさはある意味、毒気としても機能します。 続きを読む